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老人ホーム

老人ホームは何歳から検討する?50代から入れる施設

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老人ホームのイメージ1
「終活」という言葉は最近では珍しくなくなってきました。
ある程度の年齢を経ていくと、最期までのプロセスをどう生きていくかを考えていくのはとても重要なことです。

特に一人暮らしでは、今はまだ元気だけど、今後病気になったり身体が弱ってしまうかもしれないと考えると不安なことも多いでしょう。
老人ホームはいつ頃から検討を始めればいいのでしょうか。

今回の記事では、老人ホームに入所できる年齢や、検討はいつごろから始めたらいいのかを解説します。

■老人ホームの種類

一口に「老人ホーム」と言っても、今ではひとくくりにできないくらい多様な施設が増えています。
老人ホームの種類によって利用できる人も異なるので、まずはどんな老人ホームがあるかを解説していきます。

・国の支援が受けられる老人ホーム

老人ホームには介護保険や自治体の助成を受けて利用できる施設があります。

介護を目的とする老人ホーム

介護保険サービスを利用できる施設には、以下のようなものがあります。

・「養護老人ホーム」
行政による入所措置施設。
主に経済的な理由で自宅介護が難しいとされる65歳以上、さらに自立できることを条件として養護することを目的とする施設です。

・「特別養護老人ホーム(特養)」
いわゆる介護老人福祉施設と言われるものであり、これは介護保険法に基づいて介護保険が適用される介護サービスを手掛ける施設です。
つまり国の支援が受けられると施設であり、基本的に要介護3~5の介護認定保持者が入所可能です。

これら2つの老人ホームへの入居については「老人福祉法」に基づいて規定されています。
その内容によると、老人ホームへの入居が許可されているのは以下のような人です。

・65歳以上の方(必須要件)
・環境や経済的な理由で居宅で介護を受けることが難しい人
・身体または精神上に著しい障害あり常時介護を必要とする人

老人福祉法では以下のように記載されています。

(老人ホームへの入所等)
第十一条 市町村は、必要に応じて、次の措置を採らなければならない。

一 六十五歳以上の者であつて、環境上の理由及び経済的理由(政令で定めるものに限る。)により居宅において養護を受けることが困難なものを当該市町村の設置する養護老人ホームに入所させ、又は当該市町村以外の者の設置する養護老人ホームに入所を委託すること。

二 六十五歳以上の者であつて、身体上又は精神上著しい障害があるために常時の介護を必要とし、かつ、居宅においてこれを受けることが困難なものが、やむを得ない事由により介護保険法に規定する地域密着型介護老人福祉施設又は介護老人福祉施設に入所することが著しく困難であると認めるときは、その者を当該市町村の設置する特別養護老人ホームに入所させ、又は当該市町村以外の者の設置する特別養護老人ホームに入所を委託すること。

参照:電子政府の総合窓口 e-Gov 老人福祉法

自立型の老人ホーム

上記の2つと比べて費用が安く、自立を目的に入居できる施設を自立型と言います。
自治体の助成を受けているので、後述する有料老人ホームよりも比較的安価に利用できます。
いずれも「老人福祉法」を根拠として運営されている施設であるという安心がありますが倍率が高く、順番待ちと言う現実もあるようです。

自立型の老人ホームには以下のようなものがあります。

・「軽費老人ホーム」
無料または低額な料金で、家庭環境・住宅事情・経済状況などの理由により、居宅において生活することが困難な高齢者を入所させ、食事その他日常生活上必要な便宜を提供する施設です。
介護というよりは経済的困難が理由で在宅介護が難しい自立者に適用されます。
A型とB型があり、A型が介護サービスを必要とする入居者用であり、B型は食事サービスなどは無くより住居の比率が多いホームとなっています。

・「ケアハウス」
こちらは住宅面に重点をおき、「安心して生活を営める住まい」として、食事や日常生活に必要な介護を提供する施設です。
介護職員はA型よりも少なく、必要な介護は外部サービスを利用するのが特徴です。

・有料老人ホーム

「有料」で高齢者の介護をする企業型施設です。
施設の運営は主に民間企業が運営し、「サービス業」の一環として、金額に見合ったケアを受けられるのが特徴です。
そういう意味ではホテルと同じように、各企業が「売る」サービスも様々で、入居者と費用にあった内容を選ぶことが可能です。

ただし、ここでも介護度は重要で、今現在では「要支援」で入居できる老人ホームは、有料であれ、国の施設であれ皆無かもしれません。

■老人ホームは何歳から入れる?

ここで気になるのは、やはり、何歳くらいからホームへの入居は可能なのかと言うことです。
最近は若年性アルツハイマー病なども珍しい症状ではなくなっています。

実際に自分が入居するということも考えると、何歳くらいが妥当なのかも知りたいところではありますね。

・50代からの入所は可能か?

何歳からを「老年」とするのか、と言う問題もありますが、人生の区切りとして50代からのことを考えてみましょう。
実際のところ、先に挙げた「老人福祉法」によると、「65歳以上」と言う規定があります。
有料老人ホームなどは、少なくとも60歳以上が入居の要件です。

しかし、条件や費用などによっては入居可能な住居もあります。

・「高齢者向けマンション(シニア向け〉」
いわゆる自立型の住居で、基本的個人ですべての生活が出来ることが条件です。
例えば、介護度が高い方などは要相談となる場合があります。

・「介護付き有料老人ホーム」/「住居型有料老人ホーム」
こちらは年齢制限を設けていない施設もあるようです。
特に民間運営のホームなどは要相談が可能なことがあるようです。

・「サービス付き高齢者向け住宅」
特定疾病がある50代の方で、介護認定も出ていれば受け入れ可能な場合があります。
要支援1~2、要介護1~2度で相談可能かと思われますが、逆に介護度が高いと「特別養護老人ホーム」を考える必要があるかもしれません。

老人ホームに入居するということは、年齢制限の外に介護度によって内容が変わるということが言えます。
有料であれ、国の施設であれ、介護認定が要介護1以上でなけれ入所が難しいのは現実です。

・60代からの老人ホーム探し

先述の通り、有料でも国の施設であっても、基本的に入居の際の年齢は60歳~65歳以上となっています。
疾患やアルツハイマー型認知症などの症状がないうちは、60代ならまだ元気な方も多いのではないでしょうか?

その元気なうちに終の棲家になるやもしれない老人ホームを探すのは、大変良いことかと思います。
自分にあったホームを見つけた後、終の棲家はどれくらいの期間をもって終焉するのか。
そこまでを考えて、選ぶのも一つの選択ですし、ケアハウスなどから、介護度が上がった時点で特養に移る方もいらっしゃいます。
そこは十人十色の「終活」かと思われますね。

ホームへの入居期間

さて、いったいいつまでホームに入居できるのでしょうか?
これは、基本的には「終の棲家」と言うことで、恐らくどの形態の施設でも、終生、生活できます。
「高齢者向け住宅」やケアハウスなど、自立しているということが条件の場合は、逆に「終生」と言うことが要相談と言う場合もあるようです。

何歳から検討するか?

やはり少なくとも60代からは様々な施設に見学に行き、終生自分らしく生活できる場所を探すのは大変良いことだと考えます。
また40代や50代でも、おそらく先に行われる親御さんの入居などに合わせて、自分の計画を立てておくのも案外良いかもしれません。
実際にロールモデルがあれば考えやすくなります。

費用はいかほど?

ほとんどの高齢者の方が年金での生活を余儀なくされるわけですが、やはりどれくらいのお金がかかるのかは気になるところです。

実は、この値段については、もちろん国の支援のある「特別養護老人ホーム」が安いのですが、だからと言って、有料老人ホームが目が飛び出るほど高いというわけではありません。
そこは、個人に支払われる年金の値段に相当するくらいと相場があるようです。
例えば、「特養」は月額6万~13万程度と言うところですが、有料老人ホームは平均して月額15万~35万程度
比べてみると、驚くほどの差額はないように思えます。

ただ、気を付けなければいけないのは、「有料老人ホーム」の場合、基本料金にプラスされるサービス料金が別途かかり、それが金額を上げる場合もあります。
例えば、ホームから病院へ行く時に車を手配できる「お車代」「洗濯代」などが代表的なものです。
職員が一緒についていくとなれば、その料金も派生する場合があります。
また病院などにかかっている場合は、その費用やお薬代なども別途料金となりますから、「立替金」または「預かり金」などと称して、たいてい2万円くらいは上乗せで出費があると思っておいて方が良いです。

特養の場合も、そこは必要なものがあるでしょうが、あくまでオプションとしてサービスをする有料老人ホームと比べると差が出てくるのではないでしょうか。

■老人ホームに入居するタイミング

65歳以上となった時、いつ頃老人ホームへの入居を考えるべきか?難しいところですね。
基本的に「ホームへ入居するのが楽しみ」と言う方は、あまり居ないでしょうから、結果的には事情が重なった時になります。
例えば、「自宅介護をしていた家族が体調を崩した」「伴侶が亡くなって一人暮らしになった」「認知症を発症し、自立できなくなった」など、基本的には「一人暮らし」が不可能になった時かと思います。
しかし、高齢者向け住宅などは通常のマンションを購入するのと変わらないわけですから、そこは「時」との相談が必要です。
とある70代のご夫婦などは、すでにマンションを購入し頭金も支払って準備だけしてあるという方もいらっしゃいます。
もちろん、経済的な余裕があるからこそ出来ることです。そこに個々人でかなりの違いがあります。一概には言えません。
介護のサービスについても、60代ならまだ元気であまり現実味がないことでも、10年先、20年先を想像して、オプションを変更できるなど、早めに探すのであれば、少し融通が利くというところを探すのもポイントかもしれません。

■まとめ

高齢者になっていくと言うことは、「想像を生きていく」ことだと思います。
今は出来ていることが、出来なくなっていく。身体が衰えていく。
認知症になったり、徘徊が始まったり、と言ったことは、まったく予想もつかない現実であり、心配したようなことは、何一つ起きないかもしれないし、まったく考えもしなかったことが起こる可能性もあるのです。
でも、50代なら50代の自分が少しだけ出来なくなることが増えていく60代の自分を想像し、その年になった時に、また先の出来なくなることが増えるいるであろう年齢の自分を安心させて上げるための手段が、「終の棲家」を探すことであるのだろうと思います。

 

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