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仏壇

仏壇はdiyの作り方を紹介!メリット・デメリットは?

投稿日:2018年10月31日 更新日:

仏壇のDIYの画像1

最近さまざまものを自分で作ってしまうdiyが流行っています。

そんな中で仏壇もdiyで作れるのではないかといわれています。
今回はそんな仏壇のdiyでの作り方について解説を為ていきましょう。

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仏壇の意味と構造

仏壇をdiyで手作りする前に、まずは仏壇とはいったい何かを確認して起きましょう。

仏壇とは何か

仏壇とは一体なんでしょうか。常日頃から位牌をお祀りし、お祈りし、ご先祖様との会話の場所にもなっている仏壇ですが、そんな仏壇を簡単な言葉で表現すると以下のような役割があります。

・小さなお寺
・ご先祖様の家

本来の目的としては仏様や仏具を飾り、仏様をお祀りする台で、家の中に小さなお寺を設置しているものでした。

しかしながら、日本の宗教において神道やキリスト教が七五三、結婚式といったイベントを司り、一方で死後の世界を仏教が司るようになってから次第に小さなお寺、すなわち仏壇を家の中に安置し、ご先祖様の家として、ご先祖様の位牌を飾るようになっていったといわれています。

仏壇はDIYで作ってもいい?

それでは、仏壇はDIYで作ってもいいのでしょうか。
結論から言うと、個人の趣向や考え方次第ではありますが、基本的にダメということはありません。

仏壇の役割は、「仏様を祀る小さなお寺」と「ご先祖様の家」の2つがあります。

仏壇をDIYで作ったとしても、本尊を祀れば仏様にお参りすることができます。
また、ご先祖様に関しても位牌を祀ればいいでしょう。

そもそも、そういった役割とは関係なく、自宅に故人を偲ぶ場を作りたいということであれば、形にこだわる必要はありません。
自分が納得できる形で供養できればいいでしょう。

仏壇の構造

仏壇の構造は大きく分ければ「ご本尊」、「位牌」、「仏壇本体」、「仏具」の4つに分けることが出来ます。

このうち、お位牌や、ご本尊、仏具といったものはdiyで作ってしまったうのは良くありません。
diyで作るの、は本体の仏壇の台になります。

仏壇を用意する時の確認事項

仏壇を用意する前に、以下の点を確認しましょう。

宗派

仏壇を買うにしろ、自分で作成するにしろ、基本的にはまず宗派を確認すべきです。
その宗派によってその本尊や飾り方は違ってくるので注意しましょう。

時期

仏壇を用意するのには49日までに用意する、という一定の目安があります。
49日とはその亡くなった故人が審判を受け、死後どの世界に行くのかを決める時期でこの世とあの世を行き来している時期とされています。
その間7週間法要を続け、その方の冥福を祈るわけですが、その間に仏壇を用意し、故人が安らげる場所を作ってあげるという意味合いで49日の間に用意するという考え方が基本にありました。

しかしながら最近では49日の間に7回法要をするという習慣は薄れ、初七日と四十九日の法要だけを行う場合が多くその間はあわただしい事からも1周忌までに用意するパターンや100日経過した百か日に用意するなどさまざまなパターンがあります。
これもご家族の意向や、お寺の考えなどを加味し、出来れば相談して決めるとよいでしょう。

カラーボックスを使って仏壇をdiyで作ってみよう

それでは、実際に仏壇をDIYで作り方を紹介します。
基本的には、装飾したカラーボックスと扉用の板を装飾し、蝶番でくっつければ完成です。

必要な材料と調達方法

最近では洋式の家が増え、小型でモダンな仏壇が販売されるようになりました。
diyで作成する場合も、現代風な家の景観に溶け込むようなモダンなデザインのものを目指すのが好まれているようです。
そんな中でカラーボックスを利用して作るものひとつの方法として人気のようです。
今回はそんなカラーボックスを用いた作り方をご紹介しましょう。
必要な材料は以下のようになります。

・カラーボックスなどの簡易的な箱(素材は出来れば木製)
・用意した箱にあうフレーム(扉の装飾用)
・扉用の板(箱の大きさに合わせて)

これらが基本的な仏壇の構造を形成する材料になります。
これに加えて、外から開けるように取っ手を用意し、さらに自身の居室イメージに合うように装飾をするための装飾品を用意しましょう。ペンキや、はじめから何かの絵柄がプリントされている布などでもよいでしょう。

手順1.箱と扉の塗装・装飾

まずはじめに箱と扉の装飾を行います。
扉の装飾に使うフレームは写真たての周りにあるような装飾が施してあるデコレーションフレームというものを使います
これに、好きな色をペンキや絵の具で施しましょう。
扉に使う板は、デコレーションフレームと組み合わせた後に空白になる部分と、裏側に、布やペンキで装飾を施していきます。

装飾が乾いたら扉用の板と、デコレーションフレームを組み合わせましょう。
デコレーションフレームは写真たてのように金具でいたとドッキングできるようになっています。
箱も同じように装飾を施していきましょう。

手順2.蝶番、ねじを使って組み合わせる

それぞれのパーツが組み合わさったら最後に蝶番やねじを使って箱と扉を組み立てましょう。
蝶番は難しいですが扉と箱のつなぎ目に真ん中が来るようにし、さらにまっすぐにつけるようにしましょう。
最後にそれらがしっかりと動かしても問題ないかどうかを確認しましょう。

仏壇の手作りには便利なキットがある

最近では簡易な物であれば手作りでの仏壇のキットも売られています。
ある程度形が出来ている上にしっかりとしていて、使いやすさもあります。下手に手作りするよりはこちらを利用するほうが良い場合もあるでしょう。

値段相場は大きく差があり、1万円台から上は4万円の物などが人気です。
是非、使用してみるとよいでしょう。

仏壇をリメイクするには

仏壇はすでにあるものの、色々な都合でリメイクしたいことがあります。
仏壇をリメイクするにはどうすればいいのでしょうか。

仏壇をリメイクする理由

仏壇をリメイクする、というのが最近はやっています。
仏壇をリメイクするのには以下のような理由があります。

・仏壇を移したが居室環境にあわない
・二つの仏壇をあわせたいが、大きさがあわない
・家を引越し、仏壇の大きさがあわなくなった

最近では日本の住環境も大きく変わってきたりして、なかなか仏壇を飾るというのも難しくなっている背景があります。
そんな中で仏壇をリメイクするというあたらしい選択が流行っているのです。

仏壇リメイクサービス

仏壇のリメイクはなかなか素人で出来る人も少ないのではないでしょうか。
そんな中で仏壇のリメイクを代行してくれるサービスが流行っています。

新しく購入することも可能ですが、仏壇を引き取ってくれるお寺などはなかなか少なく、仏具屋さんも引き取ってはくれますが、費用がかかる上に、仏壇を処分するときはお寺か、住職さんに頼んで一定の儀式を行う必要があります。

また、仏壇の中には特殊な木材を使っているものもありそのまま処分するのはもったいないという場合もあります。
そしてなにより愛着がわいている場合、素直に捨てるにも抵抗があります。
そんなときにはリメイクサービスを使ってみてはいかがでしょうか。

仏壇のリメイクはdiyでも可能か

原則仏壇のリメイクはプロに頼むことをお勧めします。

職人の手によって生み出された仏壇は実に頑丈に出来ており、かつ扱いが特殊です。
特に金箔などがある場合は、素人が手を付けるとかえって傷つける可能性が高いです。

すでに仏壇をお持ちの方は、自分ではリメイクせずに購入した業者に相談しましょう。

仏壇をdiyで作るメリット

仏壇をDIYで作るメリットにはどんなものがあるでしょうか。
以下に解説していきます。

ペットの仏壇も作れる

最近ではペットの供養に仏壇を置くことも珍しくなくなってきました。
そんなときにdiyで供養してあげるのもひとつの手です。
ペットの場合、無宗教での供養となることがほとんどでしょうし、生前と同じく自身の手で家を作ってあげることで最高の供養になるのではないでしょうか。

デザインが自由

diyの最大のメリットはデザインの自由さでしょう。
最近では、従来のお仏壇よりもすこしモダンなデザインに注目が集まるようになっています。
しかしながらあなたの居室に似合う仏壇はまだ市場にないかもしれません。

そんなときにあなただけのお仏壇が自分で作れるメリットがあります。
居室のインテリアなどに一緒においてもかわいいと言われる手作り仏壇はブログなどでも人気になり、検索ワードにもあがっています。
お気に入りの仏壇をSNSなどでシェアしている人もいるようです。

費用が安価

費用が安い、というのもメリットのひとつかも知れません。

供養に使うお仏壇なのでこれは必ずしもよいこととは言いがたいのかも知れませんが、お坊さんによっては、供養はなによりも祈る気持ち、供養する心が大切だ、といいます。
仮にそうだとするならば、手作りで心をこめて作ったお仏壇はなによりも心のこもった供養だと言うことができるのではないでしょうか。

修理がしやすい

仏壇は長く付き合っていくものになります。
基本的に木で出来ている仏壇は職人の手によってとても頑丈に作られていますが、その分、壊れたときに修理をするのはなかなか難しいです。
ですので手作りのお仏壇であればそれを作った自分自身が一番よくその構造を理解しており、修理をするのもやりやすいので、メリットといえるのではないでしょうか。

仏壇をdiyで作るデメリット

それでは、仏壇をDIYで作ることのデメリットはあるのでしょうか。
以下に解説します。

長く使うものなので性能が問われる

お仏壇は長く使うものです。
いくら修理が出来るといっても、自作してしょっちゅう壊れているようでは大変です。
しっかりとした性能のものを望むならば、やはり職人さんの手によってつくられたお仏壇を購入したほうがよいかもしれません。

簡易なものしか作ることができない

仏壇を一から作ろうとしたら、せいぜいできるのはリビングの棚の上に置く簡易なものになるでしょう。
もし法要やお盆などで親族の集まりが多いならば、少し寂しいかもしれません。

まとめ

今回の記事では仏壇をdiyで作ってみようという試みを解説してみました。
今一度、その注意点を解説していきましょう。

・仏壇とは小さなお寺であり、かつご先祖様の家である
・仏壇はご本尊、位牌、仏壇本体、その他の仏具に分けることが出来る
・仏壇を作るときは宗派や時期に注意する
・仏壇には手作りキットや、リメイクといった方法もある
・それぞれにメリットデメリットがあるので良いものを選ぶ

以上が今回のポイントになります。
仏壇を手作りするというのには是非があるでしょうが、何よりも、仏壇にご先祖様を祀って祈るこころが大切だといいます。
よりよい選択肢の中で、よい供養が出来るとよいでしょう。

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