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妊婦はお葬式に出ない方がいい?迷信や体調は大丈夫?

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妊婦のイメージ1
妊娠しているときは、外出や家事が大変で行動が制限されるものです。
しかし、そんな時に親族に不幸があった場合、妊婦さんは式に参列しなければならないのでしょうか。
しかし、そう悩む女性が多い中で、昔から妊婦が式に参列すると赤ちゃんに恐ろしいことが怒るともいわれているのも事実です。
科学的根拠がないから参列するべきでしょうか?
今回はそんな迷信から、妊婦さんがお葬式に出ることの是非について解説をしていきます。

■妊婦はお葬式に出てはいけないの?

まず始めに、妊婦はお葬式にでてよいのかどうかを紹介します。
ポイントとしては、昔から妊婦はお葬式に出てはいけないという根拠に迷信があることです。
本当に妊婦はお葬式に出てはいけないのでしょうか?

■妊婦とお葬式にまつわる迷信

妊婦はお葬式に出てはいけないという決まりは当然ながらありません。
しかし、お葬式という特殊な環境において、身重な女性の参加が好ましくないとされることはあります。

それとの因果かどうかは、明確な記録はありませんが実際にお葬式に参加することは良くないとする迷信は多く存在しています。
どんな迷信が囁かれているか、ということについて紹介していきましょう。

・赤ちゃんにあざができる

葬式に妊婦が参加した場合の迷信として言われているのは、産まれてくる赤ちゃんに何らかのアザが出来るというものです。

単に参列しただけで出来る、という説もあれば、火葬場まで同行した場合にアザが出来る説、遺骨を拾った場合に出来るとされる説などその内容は様々です。

これも昔は通説までいかなくても、割としっかりと信じられていた説のようです。ネットで探しても、心配のせいか「本当にアザが出来た」という声も見かけました。

赤ちゃんは実は産まれながらに多種のアザが出来るものです。
蒙古斑と呼ばれるアザはほぼ100%の日本人にあるとされるのは有名な話です。
それだけでなく、産まれながらにアザを持っている赤ちゃんは多く、青、赤、白、黒、黄色と多種にわたります。

ご親族の仕業と根拠もなく疑う前に、専門のお医者さんに相談したほうが賢明かもしれません。

・赤ちゃんの魂が連れていかれる

赤ちゃんの魂が連れて行かれる、という迷信もひとつあるようです。
これは、故人がさみしがっているために赤ちゃんの魂を一緒に連れて行きたいという想いがあるからだというのがひとつ説としてあるようです。

勿論、科学的な根拠など一切無い話ではあるのですが、昔の人は死の恐れや、身重な妊婦の身体を案じてこのようなことをいったという説を唱える人もいます。

・赤ちゃんが霊に取り憑かれる

お葬式に出ると赤ちゃんは取り憑かれてしまう可能性があるとも考えられていたようです。
これの根拠としては、未だ意識のはっきりしていない赤ちゃんだからこそ、普通のひとよりも取り憑かれやすいというのが迷信の発端だという説があるようです。

勿論現代で、本当にこれを鵜呑みにするという妊婦さんは少ないでしょうが、これだけ騒がれている妊婦のお葬式への参列にはなにかただならぬことがあるのでは、という心配が過ぎるのはふつうのことかも知れません。

・迷信に対抗する迷信!お腹に鏡を入れる

以上に紹介した迷信に対抗するには、お腹に鏡を入れるという方法が昔からの対抗策のようです。
実際に現代に入っても実践している地域もあるようです。

鏡というのは、その希少性もあり、昔は神様として崇められていたこともあります。
一方で、自らの姿を映すものは、カメラ、水面、そして鏡など魂を奪い去る、連れ去る危険なものという説もありました。

実際に鏡は魂の通り道、とされていたり、合わせ鏡は霊を呼び寄せるなど怪談などで耳にしたひとも多いのではないでしょうか。

鏡にしても、実際に赤ちゃんが霊に悪さされるとしたことに対しても、その根源には今生きている妊婦さん、そして産まれてくる赤ちゃんの命を大切にしたいという想いから発していると考えれば、ある程度人間の伝統的な心遣いとも言えなくありません。

ですので、心配であれば割り切って、迷信には迷信で対抗するという気持ちでいる方がよいかもしれません。

■こんなときは注意!体調にも気を付けて

妊婦がお葬式に出てはいけなと言われる根拠は、迷信によるものが多いです。

ただし、現実的な問題として、妊娠しているときは体調を崩しやすくなります。
お葬式に参列する場合も、体調には十分注意しましょう。

・出血やおりものの異変

妊婦さんがお葬式の参列において注意すべき体調のひとつとして、妊娠初期の出血や、おりものに色が付いているなどの症状が見られる場合に、注意する必要があります。

基本的に体調の変化の起こりやすいと言われている妊婦さんですが、お医者さんの判断なしにそれらの症状を甘く見ていると大変な事故に繋がるリスクもあるかもしれないので、心配な場合はお医者さんに相談しましょう。

・眠気が強い

妊娠しているときと言うのは、いくら寝ても眠気が続いてしまう傾向にあります。
これはホルモンバランスが変化することによりおこる現象で、それとは別にお腹にいる赤ちゃんの成長にエネルギーも使うので疲れるようです。
お葬式は長丁場になり、疲れやすくもなるので、お腹に赤ちゃんがいる場合は無理をしないほうが賢明です。

・つわり、胸焼け

妊娠中はホルモンバランスとともに自律神経の乱れもおきます。
明確な原因は明かされていないものの、身体の一種の拒否反応というせつがあります。
これに対して、吐き気などで食事が進まなかったりして体調不良が起こる可能性もあるので、無理はしないようにしましょう。

・貧血

妊婦は貧血が起こりやすくなります。
これは、お腹のなかの赤ちゃんや、胎盤が成長することが原因です。
簡単に言えば、それらの成長に妊婦自身の栄養が足りなくなってしまう為です。
正式には「鉄欠乏性貧血」といいます。
つわりによって、食事がすすまないと、これがさらに進行します。
対策として食事や、薬での治療がありますが、出来るだけ外出は控えるべきでしょう。
ですのでお葬式もひかえるのが賢明でしょう。

■妊婦がお葬式に出る時の注意点

妊婦がお葬式に参列することに特別なマナーはあるのでしょうか。

参列するときは、自分だけでなく、周りが迷信や風習についてどう考えているかも考慮しましょう。
また、体調には十分な配慮が必要です。

妊娠しているけどお葬式に参列するときの注意点を紹介します。

・事前に体調の悪い時は参列を控える

妊婦さんがお葬式に参列する場合のマナーとして、体調の悪い場合は参列を控えるというのが上げられます。

すでに自分だけの身体ではない妊婦さん。親族のことを考えてよかれと思って参加しても体力が追付かない場合もあります。

最悪の場合、母胎、赤ちゃんともに危険な状態になってしまう可能性もあります。
また、お葬式はただでさえ忙しい場です。何かトラブルがおきることは出来るだけ避けたいところです。

産まれてくる赤ちゃんの為にも参列を控えるのは立派なマナーでしょう。

・地域の風習への配慮

ただし、地域の風習や親族の考えによっては可能な限り出席することを優先するというのも考えられます。

その場合は、なるだけリスクを避けるように参列する必要があるかもしれません。

もし、本当に厳しいようであれば事前に参列が厳しいことを丁重に親族に伝え、理解を促しておく必要もあるでしょう。

・服装について

それでもどうしても参列しなければならない場合、服装を注意することである程度、身体への負荷を抑えることもできます。

最近では喪服に近い妊婦用のワンピース型の物も最近では販売されています。
また、ヒールなどを女性は履くことが多いですが、底の平らなタイプの靴を選ぶようにしましょう。
また寒さは身体に悪いのでカーディガンやストールを用意するとよいでしょう。
ストッキングもさけ、タイツにしましょう。

これらはレンタルも行われているようなので、利用してみるとよいでしょう。

■参列出来なかった時の配慮

妊婦さんはお葬式に参列するのは大変です。
ですから、参列出来ない時は仕方がありません。
しかし、だからといってそのまま出ないとやはりよろしくありません。
参列出れないときのマナーと対処法を紹介しましょう。

・弔電、供花やお香典、お悔やみ状

妊婦さんがお葬式に参列出来ない場合には、一定の配慮をすることが必要になります。
実際に、妊婦さんでなくともお葬式に出られない人は以下の様な対応をとります。

・弔電を打つ
・供花、お香典を送る
・お悔やみ状を送る

これらの配慮をする事で、参列出来ないことと、故人を偲ぶ弔意を示します。
決して、お腹の中の赤ちゃんに負担をかけてまで出るべきだというひとばかりではないので、その気持ちをしっかりと示すことが理解の為に必要となるでしょう。

■まとめ

今回は妊婦さんがお葬式に出ることの是非について紹介をしてきました。
今一度そのポイントについて紹介をしていきましょう。

・妊婦さんは昔からお葬式に出ない方がよいとされている
・妊婦さんがお葬式にでると良からぬことが起こるという迷信がある
・一方で、現実的に体調の問題で妊婦さんがお葬式に出るには辛いことも多い
・お葬式への参列は、周囲の迷信への考え方と自分の体調を考慮して決める。
・お葬式に参列しなかった場合は、お悔やみ場などで弔意を伝える。

以上が今回のポイントです。
実際に、妊婦さんはお葬式に出ると大変なことが多いです。
現実に、お腹の赤ちゃんや母体に負担が多かれ少なかれかかるでしょう。
そのせいで、何らかの悪い影響が出たことで、迷信が増えて行ったのかもしれません。
出来れば、お腹の赤ちゃんには負担がかからないように無理しないようにできると良いですね。

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