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法事・法要

法事に赤ちゃんを連れていくときのマナーと注意点

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赤ちゃんのイメージ1

お彼岸やお盆の時期なると、法事が行われることがよくありますが、法事は地域性や古くからの慣習などで、場所によって違いがあり、戸惑うことが少なくありません。

さらに、赤ちゃんや小さなお子さんがいると・・・

「法事に赤ちゃんを連れて行っても大丈夫なの?」

「赤ちゃんを連れて行って、泣かれたら迷惑になるのでは・・」

「赤ちゃんを連れて行くときは何を持っていけばいいの?」

など、疑問や心配事があるのではないでしょうか。

そこで今回は、法事に赤ちゃんを連れて行っても大丈夫な法事、連れて行かないほうがいい法事、法事に赤ちゃんを連れて行くときの服装や持っていくもの、マナーなど、法事に赤ちゃんを連れて行くことについてみていきます。

■法事に赤ちゃん連れは大丈夫?

法事に赤ちゃん連れは大丈夫?と思われる方は多いのではないでしょうか。

法事は親族が一堂に集まる場であり、祖先や故人の霊を供養するセレモニーでもあるので、地域によっては赤ちゃんを参列させてはいけないという風習があるところもあります。

とはいえ、赤ちゃんが法事に参列していることで、悲しい雰囲気が和やかになったりして、喜ばれることの方が多いので、可能であれば参列するほうがいいかもしれません。

しかし、法事に連れて行っても大丈夫な場合でも、抵抗力や免疫力が弱い赤ちゃんにとって大勢の大人がいる環境は、感染症や病気にならないか不安になったりします。

また、法事の最中に赤ちゃんに泣かれたり、オムツを変えなくならないときはどうするのかなど不安があるでしょうから、まずは、両親や法事の施主家に相談するようにしてください。

・赤ちゃんを連れて行っても大丈夫な法事

赤ちゃんを連れて行っても大丈夫な法事は、親族の法事になります。

親族の法事だと、参列している赤ちゃんも血縁者の一人になるので、さほど気を使うこともありません。

また、赤ちゃんを連れて行くことは、祖先や故人に子孫や孫の顔をお披露目する機会にもなるので、喜ばれることもあります。

しかし、いくら親族の法事だとはいえ、礼儀など守るべきマナーもあるので、注意するようにしてください。

あと、連れていく赤ちゃんが外出に耐えられないほど小さなときは、無理をして赤ちゃんを連れて行かず、誰かに赤ちゃんを預けて出席をするなどの選択肢も考えながら判断するようにしてください。

・赤ちゃんを連れて行かないほうがいい法事

赤ちゃんを連れて行かないほうがいい法事は、親族以外の法事になります。

親族以外の法事は、参列することだけでも気を使う上、さらに赤ちゃんを連れて行くことは、精神的にも大きな負担になってしまいます。

法事の最中に赤ちゃんが突然泣き出したり、授乳をしたり、オムツを替えないといけないことがあり、途中で退席することもあるので、周りへの気配りも必要になります。

しかし、親族以外の法事でも赤ちゃんを連れてきても大丈夫!と言われることが少なからずあります。

そのようなときは、赤ちゃんの状態、法事を行う場所に授乳やオムツ替えができる場所があるのかなどを確認した上で、参列するかどうかを判断するようにしてください。

■法事に赤ちゃんを連れて行くときのマナー

法事に赤ちゃんを連れて行くときのマナーには、赤ちゃんの服装、授乳やオムツ替え、会食の時に離乳食は必要なのかなどがあります。

ここからは、法事に赤ちゃんを連れて行くときのマナーについて、一つずつみていきます。

・法事の赤ちゃんの服装

まずは、法事に参列するときの赤ちゃんの服装ですが、赤ちゃん用のフォーマルウェア、黒いベビー服などはほとんど売られていません。

ですので、法事の赤ちゃんの服装は、グレーや紺系の色の服を選ぶようにして、赤や黄色、蛍光色などの派手な色、レースやフリルが付いたドレスのような服は避けるようにしてください。

また、赤ちゃんはヨダレ掛けをしていてもヨダレで服を汚すことがあるので、着替えは必ず持っていくようにしてください。

・法事で赤ちゃんの抱っこ紐はOK?

法事を葬儀会館などで行うときは、赤ちゃんの抱っこ紐は持ち込んでもOK?と思われるかもしれませんが、会場内に持ち込むを拒まれることはほとんどありませんが、事前に確認をしておくと安心ですね。

葬儀会館以外で法事をする場合は、自宅やお墓になるので抱っこ紐を使うことに問題はなく、会食する場所が料亭や割烹などのお店であっても抱っこ紐を使うことに問題はありません。

また、真夏に赤ちゃんを連れて法事のお墓参りをするときは、抱っこ紐があると、日傘を持つことができるようになるので、強い日差しから赤ちゃんを守ることもできます。

・法事に赤ちゃんの離乳食は必要?

赤ちゃんの離乳食は、生後5~6ヶ月頃からはじまり、1歳6ヶ月頃まで続きますが、法事に参列するときに赤ちゃんが離乳食の時期であれば、離乳食を持参するようにしてください。

離乳食の時期は、食べるものの固さやアレルギーの心配があるものは少しずつ食べさせて様子を見る、果物以外は火を通すなど、慎重にするのではないでしょうか。

しかし、法事の後の会食で、親戚の人に「赤ちゃんを見てあげるから食事をしたら・・」と言われることが少なくありません。

そのようなときに、離乳食のことを知らない親戚の人が、何かを食べさしてしまうことがあるので、赤ちゃんに何も食べさせないようにお願いするか、持参した離乳食を食べさすようにお願いしてみてください。

・法事で赤ちゃんが泣くとき

しゃべることができない赤ちゃんにとって、泣くことは重要なコミュニケーションの手段になります。
赤ちゃんは生理的な理由や人見知り、個性や自己主張、感情表現など、さまざまな理由から泣いて、周りの人に伝えようとしています。

法事などでは、赤ちゃんは僧侶の読経の声やお線香の匂い、いつもと違う周りの雰囲気などを察知して泣き出してしまうことがあります。
赤ちゃんが泣きだしてもすぐに泣き止ますことは難しいので、まずは途中退出するようにしてください。

ですので、法事の途中でもすぐに退出できるように最初から出入り口に近い席に座るようにしてください。

・法事の時の授乳とオムツ替え

法事の時の授乳とオムツ替えは、お母さんにとってはとても大切なので、どのように対処をすればいいのか気になるのではないでしょうか。
法事を行う場所にもよりますが、葬儀会館などで法事を行なう場合、親族の控室とは別に赤ちゃん専用の部屋があれば良いのですが、なければ控室を利用できるかどうかを親族や葬儀会館のスタッフの方に確認するようにしてください。

また、法事を行う場所が施主の自宅の場合は、赤ちゃんの世話ができるように空いている部屋があるかを家の人に相談してみてください。
もし、授乳ができそうな場所が無いときは、授乳ケープを使えば授乳ができるようになり、さらに授乳クッションがあれば、いつもと同じ環境で授乳することもできます。

オムツ替えをするときに汚れてしまうことがあるので、タオルやガーゼなど、2~3枚用意しておくといいかもしれないですね。

・法事の時に座る場所

法事の時に座る場所について、先ほど、法事の途中でもすぐに退出できるように最初から出入り口に近い席に座るようにしてくださいとお伝えしましたが、出入り口以外にもおすすめの座る場所があります。

もう一つのおすすめする座る場所は、一番後ろの席です。

一番後ろの席に座ると、赤ちゃんが泣きそうな雰囲気になっても、後ろを気にせずに赤ちゃんをあやすこともできるので、法事で泣かずに乗り切れる可能性もあります。

・法事に持っていくと助かるグッズ

ここまで、赤ちゃんの服装、授乳やオムツ替え、会食の時に離乳食は必要なのかなど、法事に赤ちゃんを連れて行くときのマナーについてみてきましたが、法事に持っていくと助かるグッズについてもお伝えしますね。

持っていくと助かるグッズは、タオルケット、おもちゃ、自分の着替え、ベビーカー、ママバックです。

タオルケットがあれば、座布団の上に赤ちゃんを寝かすことができます。

おもちゃがあれば、赤ちゃんの気をそらすことができるので、退屈せずに過ごすことができます。

自分の着替えは、授乳やオムツ替えなどで、万が一汚れてしまったときにあれば助かります。

ベビーカーは、法事でお墓参りをするときや持ち込みが可能であれば葬儀会館の法事会場でも役立ちます。

ママバックは、オムツやおしりふき、タオルやガーゼ、ミルクなどを入れておくことができるので、必ず持っていてほしいグッズになります。

ただ、法事に持っていくママバックは、普段使っている可愛らしいデザインのものではなく、シンプルなものが良くて、出来れば黒いバッグがあると尚いいですね。

■法事に参列しないときのマナー

授乳やオムツ替え、いつもと違う環境や人見知りなどで泣き出すなど、赤ちゃんを法事に連れて行くことは、赤ちゃんにとっても親にとっても負担になって今います。

できることなら赤ちゃんと一緒に法事に参列するのがいいのですが、無理をしてまで参列することはおすすめできません。

法事に参列しないときのマナーは、両親に相談すること、法事の施主に参列できない理由を伝えることになります。

・両親に相談する

赤ちゃんを連れて法事に参列するかどうかは、夫婦で相談して決めることにはなりますが、最終決断をする前に必ず両親に相談するようにしてください。

ご夫婦よりも両親の方が、親族の関係性などについて、詳しく知っているので、参列できないときの対処方法を教えてもらえることがあります。

例えば、赤ちゃんを預けられる人(施設)がいるのなら、その人(施設)にお願いをして法事に二人で参列する。

また、赤ちゃんがいるので、母親が面倒をみないといけない理由で法事を欠席するときは、代わりにご主人だけが法事に参列する方法もあります。

ですので、どのような形で法事に参列するかどうかは、両親に相談して決めるようにしてください。

・法事の施主に参列できない理由を伝える

両親と相談したけれど、どうしても法事に参列できないときは、法事の施主家に連絡を入れて、「今回は生まれたばかりの赤ちゃんがいるので、参列できない」と参列できない理由をキチンと伝えてください。

あいまいに対応すると、今後の親族関係がぎくしゃくすることにもなりかねないので、法事の施主にはキチンと対応するようにしましょう。

また、法事に参列できないときは、夫婦連名で香典を用意するようにしてくださいね。

■まとめ

ここまで、法事に赤ちゃんを連れて行っても大丈夫な法事、連れて行かないほうがいい法事、法事に赤ちゃんを連れて行くときの服装や持っていくもの、マナーなど、法事に赤ちゃんを連れて行くことについてみてきました。

義家の法事に参列するときは、御主人さん、奥様ともに知らない間に気を使っていて、大人にとっても少なからずストレスを感じる上、赤ちゃんや小さな子どもさんを連れて行くとなると、そのストレスはさらに大きくなってしまいます。

また、大人が感じているストレスは、赤ちゃんや小さなお子さんにも伝わるので、法事に赤ちゃんや小さなお子さんを連れていくことに不安があるときは、法事を欠席するという選択肢もあります。

法事に赤ちゃんを連れていくかどうか、悩んだときは参考にしてみてくださいね。

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