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葬儀

告別式に参列する時のマナーを確認!通夜との違いは?

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告別式のマナーの画像1
告別式は、故人の最後の旅立ちを見守る場です。
最後のお別れでご遺族や周りの人に嫌な思いをさせないためにも、マナーは重要になってきます。
身内や親戚、会社の関係の方の告別式に出るという場合は、前もって気を付けるべきことをチェックしていきましょう。

今回の記事では、告別式では何をするか、参列する際のマナーなどをお伝えします。

目次

■告別式とお通夜どちらに出る?
・告別式とお通夜はどちらにでるべきか?
・告別式とお通夜の違い

■告別式の流れ
・1.僧侶入場
・2.読経・引導
・3.遺族・親族・参列者の焼香
・4.弔電の奉読
・5.挨拶(喪主・遺族代表)

■告別式に参列する時のマナー
・告別式に参加するときの服装
・告別式に参加するときに準備する持ち物
・通夜は遅れても駆けつける、葬式・告別式は遅刻厳禁
・お悔やみの言葉の選び方
・火葬場への同行について

■焼香の方法
・焼香の手順
・焼香の時の数珠の使い方

■香典のマナー
・香典の包み方
・香典の相場
・香典を渡すタイミング

■まとめ

告別式とお通夜どちらに出る?

会社の関係の方が亡くなった際など、お通夜と告別式はどちらに参加するべきか迷うところです。
お通夜と告別式にはどんな違いがあるのでしょうか。

告別式とお通夜の違い

お葬式では、一日目にお通夜、その翌日に告別式を行います。
本来の意味では、通夜は家族や親族、友人といった身近な方たちが、線香やろうそくの火を絶やすことなく、故人とともに夜通し過ごすことで故人を偲ぶ儀式とされていました。
一方、告別式は社会的に故人の死を知らせる儀式となります。
本来は、故人と社会的な付き合いがあった人たちは告別式に参列します。

告別式とお通夜はどちらにでるべきか?

なので、本来故人と親交が深くなかった場合は、告別式に参列します。

ただし、基本的にお通夜は夜、告別式は日中に行われます。
仕事をしている人であれば、時間帯としてはお通夜の方が参列しやすいでしょう。
なので、告別式に参列できない場合は、お通夜のみの参列でも構いません。

告別式の流れ

告別式では、具体的にどのようなことをするのでしょうか。
ここでは、告別式の内容を流れに沿って説明します。

1.僧侶入場

告別式の流れとしてはまず最初に僧侶の入場が行われます。
喪主やその家族、親族は、告別式の開始予定時刻の10分前には着席して僧侶を待ちます。
続いて一般の参列者が着席します。

2.読経・引導

週穂によってそのやり方は違いますが、僧侶の読経が行われ死者を仏の道に導き入れるために引導が渡されます。

引導のやり方は宗派によって差異がありますが僧侶が棺の前に立ち、死者が悟りを得て成仏できるように経文や法語を読み上げる作法を行います。
これにはなくなった方がこの世への未練や迷いを断ち切り来世へと旅立てるように導く行為とされています。
そしてその際に読み上げる法語の事を「引導」と呼びます。

3.遺族・親族・参列者の焼香

読経が行われてしばらくすると、案内があり焼香が始まります。この焼香はまず喪主から始まり、親族が行います。
この親族は血縁の濃い順に行うのが普通です。そして親族が終わったら、参列者が焼香を行います。

焼香を行う方法には立って行う「立礼焼香」と座って行う「座礼焼香」、隣の人に回して行う「回し焼香」が代表的で
す。
焼香は精神と肉体の穢れを取り除くとされ、清浄な心身で御参りをするための大切な作法と間がられています。

焼香のやり方は実は宗派によって違うので、以下の表を参考にしてください。また、どうしてもわからない場合はそのときに確認するほうがよいでしょう。

天台宗 1回または3回(特にこだわらない) 曹洞宗  2回(1回目は額におしいただき、2回目はいただかずに焼香する)
真言宗 3回 日蓮宗 1回または3回
浄土宗 特にこだわらない 浄土真宗(本願寺派) 1回(額におしいただかずに)
浄土真宗(本願寺派) 1回(額におしいただかずに)  臨済宗 1回

4.弔電の奉読

焼香が終わると弔電の奉読が始まります。
司会者によって読み上げられることが多く、大抵の場合全文を読み上げるのは親しい方など5通くらいとなっており、残りは名前だけを読み上げるかたちになっています。

5.挨拶(喪主・遺族代表)

最後に、喪主が親族を代表して挨拶を行います。
挨拶後に司会者が閉式の辞を述べ、出棺準備に移っていきます。
出棺後は火葬場へ向かうこととなります。その後は遺骨を骨壷に納め、精進落としの席に移動していく流れとなります。

告別式に参列する時のマナー

告別式に参列するときは、何に気を付ければいいのでしょうか。
冠婚葬祭でのマナーは依然として重視する方も多くいます。
故人やご遺族に失礼にならないよう、マナーをチェックしましょう。

告別式に参加するときの服装

お通夜や告別式での服装の基本はもちろん喪服ですが、これは喪服を着なければいけない、というわけではありません。喪服とは本来遺族や親族が喪に服していることを示すために着用するものです。
ですので一般の参列者は喪服が好ましいですが、故人への哀悼の意を表すことができるのであれば、実は喪服でなくてもよいというのが通説です。
平服の場合には以下のようなポイントに注意しましょう。

・男性
服装:洋服(スーツと黒ネクタイ)
ワイシャツ:白
靴下:黒
靴:光沢のないシンプルな黒

・女性
服装:黒スーツorワンピース
髪型:盛らないで纏める
ハンカチ:白か黒(フォーマル)
バッグ:光沢のない黒(できれば布製。金具などもないシンプルなものがよい)
ストッキング:黒
靴:黒。ヒールは3から5センチに抑える

・女性(和装)
服装:着物(黒無地に五つ紋染め抜き)
帯:黒の無地
襦袢:白
半襟:白
足袋:白
草履:黒
バッグ:黒

・子供
服装:制服があれば制服。なければ黒か紺、濃いグレーなどのシンプルな服
靴下:黒か白
ハンカチ:黒か白
靴:出来れば黒

告別式に参加するときに準備する持ち物

告別式のときに必要な持ち物は以下のようになります。

・香典
・バッグ
・時計
・袱紗(ふくさ)
・サブバッグ
・数珠
・ハンカチ
・イヤリング・ピアス(原則付けない。真珠一粒のもの)
・ネックレス(原則付けない。真珠・黒真珠のもの)

葬儀は長引く場合もあるので変えのストッキングや、天候などに合わせて傘や扇子をもっていくのもよいでしょう。
この場合も黒くシンプルなものを選ぶとよいでしょう。

通夜は遅れても駆けつける、葬式・告別式は遅刻厳禁

お通夜や告別式では当然遅刻はマナー違反です。

しかしながら、お通夜は一応遅刻してでも駆けつけるほうが大切とされています。
ただし、遅刻をしてでも駆けつけるのがマナーだからといってそのまま参加してよいわけではありません。

遅刻をする場合は受付でお通夜に遅刻したことを詫び、焼香だけでもさせてもらえるかたずねるのがマナーです。
また基本的に通夜は午後6~7時から開始されるのでそれから30分から1時間程度を目安としましょう。

それよりも遅れる場合はご遺族との関係が深いのであれば遅れることを事前に連絡して参列するようにします。
もし故人やご遺族との関係が深くなく到着が20時以降になる場合や、関係が深くても22時を超える場合は翌日の葬儀に参加するようにしましょう。

お悔やみの言葉の選び方

告別式に参列した際に述べるお悔やみの言葉には気をつけなければなりません。

例えば死を連想するような「死」「死ぬ」「死亡」といった直接的な表現は厳禁です。
代わりに遺族などへの挨拶は「お亡くなりになる」「永眠」「他界」などに置き換えて伝えるとよいでしょう。

また、意外と知られていないのは「たびたび」「くれぐれ」「皆々様」などの重ね言葉もタブーのひとつです。
その理由は不幸の重なることを連想してしまうからです。
またキリスト教式や神式では、「冥福」「供養」「成仏」といった仏教用語もタブーなので注意しましょう。

火葬場への同行について

火葬場へ同行する場合はあらかじめ喪主や遺族に伝えておきましょう。
基本的に火葬場へは親族だけが付き添う形となる、それ以外の人は同行しないのが普通です。
仮に同行する場合は喪主や親族の後方で控えるようにします。
また、逆に同行に誘われた場合も、都合がつかなければお断りしても問題ありません。

焼香の方法

焼香は仏の功徳をたたえたり逝去された方を弔うために、行われます。
仏教では、香は仏にとって食物である考え方をとっており、葬儀だけでなく法事の際にも供養を目的に用いられます。
普段のお供えでは香にはお線香を使うので、焼香はなじみがないでしょう。
ここではご焼香の方法について説明します。

焼香の手順

一般的な立礼焼香の手順をご紹介いたします。

1.焼香の順番が来たら、次の会葬者に「お先に失礼します」の意味で軽く黙礼して席を立ち、僧侶と遺族に一礼。
2.焼香台へ進み、遺影に一礼。
3.親指、人差し指、中指で焼香台の抹香をつまみ、目を閉じながら目の高さまで上げ、香炉に静かに落とします。回数は宗旨によって違い、1~3回。会葬者が多いなら、ていねいに1回でOK。
4.焼香が終わったら合掌。
5.一歩下がって、遺影に深く一礼。そのまま2~3歩下がり、僧侶と遺族に一礼してから、向きを変えて自分の席に戻ります。

焼香の時の数珠の使い方

お術の使い方は合掌時と焼香で分かれます。
合掌のときは両手の親指と人差し指の間に数珠を掛け、親指で軽く押さえます。
焼香のときは左手にかけて、左手で拝みながら右手で焼香を摘むのが普通です。

香典のマナー

香典の相場は故人との関係で変わってきます。
また、包み方にもマナーがありますので、チェックしましょう。

香典の包み方

告別式・お通夜のときは香典を用意し、持参しますが、この香典はふくさに包んで持っていくようにします。
もしもふくさがない場合は地味な色の小風呂敷か白いハンカチに包んでおきましょう。

香典は香典袋に包んで持っていくようにします。
お札は向きを揃えて顔のある方を見えないようにして入れるようにしましょう。
また、新札を用いるのはNGとされているので注意しましょう。

香典を包む袋は白と黒で統一された不祝儀袋とも言われる袋に入れるのが普通です。
お札を入れた香典袋は糊付けする必要はありません。

香典の相場

香典の相場はいくらでしょうか。
実はその地域や風習でも違いますし、もっと細かくいうとその故人との人間関係で詳細に決められています。
参考までに、一般的な例を紹介しましょう。

・両親:5万円~10万円
・親戚: 1万円~5万円以上
・仕事の関係者や知人・友人・隣人:5,000円~1万円
・知り合い程度の仲:3,000円~1万円

たいていの場合はこの相場に当てはまりますが香典を払う人の年齢でも相場は細かく分かれていますので、もし心配な場合はその土地や会社、友人間の相場を聞いて用意する方が無難かもしれません。

香典を渡すタイミング

香典を渡すのは通夜に参列したタイミングがよいとされます。

しかし、これも地域風習によってさまざまですので、不安な場合は周囲に倣ったほうが無難でしょう。
なお、一般的に言われているのは何度も渡すのは失礼といわれており、通夜で一回に渡すようにしましょう。

また、通夜に参列できない場合は郵送で送ることができます。弔電を打ち現金書留で香典を郵送しましょう。このとき注意しなければならないのは郵送でもしっかりと香典袋に包み、送ったときはお悔やみの電話を入れることです。

まとめ

意外と告別式に参列するマナーというのはわかりにくい印象があります。
昨今では近所づきあいも希薄になりつつあり、なかなかお葬式に参列するという機会も少なくなってきたのかも知れません。
いまいちどポイントを確認しておきましょう。

・もともとお通夜は親族、告別式が友人や知人、会社関係の人が参列するものだったが、時間の関係で通夜だけの参列になっても失礼ではない。
・お通夜は遅刻はしてもよいが、必ず駆けつけるのがマナーになっている(時間の限度あり)
・お通夜や告別式では言葉のマナーや、焼香、香典、服装にもマナーを気を受ける
・香典の相場や、参加のマナーは地域の風習で大きく違うためわからない場合はその地域の風習に倣うべき

以上が今回のポイントになります。お葬式は基本的にその地域の色が濃く出ますので、マナーに反しないように、注意しましょう。

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