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葬儀

お葬式の弔電(お悔やみ電報)の送り方とマナー

投稿日:2018年10月17日 更新日:

弔電の画像1

お世話になった人、知り合いなど大切な人の突然の訃報を聞いたけれど、どうしても都合がつかず、葬儀に参列できないことがあります。
葬儀に参列できないときは、お悔みの気持ちを伝えるためにも弔電を送りましょう。

とはいえ、普段の生活では弔電を送る機会は少なく、弔電を送ったことがないという方も少なくありません。

「弔電を送りたいけど、はじめてなのでどこに頼めばいいの?」

「弔電を送るのに費用はいくらかかるの?」

「失礼がないように弔電を送るにはどうすればいいの?」

など、はじめて弔電を送るときにはこのような疑問があるのではないでしょうか。

この記事では、はじめて弔電を送るときにも困らないように、弔電の申込み手順や弔電の費用、弔電台紙の選び方や弔電の文例、弔電を送るときのマナーや注意点などをわかりやすく解説していきます。

弔電とは

弔電とは、お世話になった人、知り合いなど大切な人の突然の訃報を受けたけれど、葬儀に参列できないときに、お悔みの気持ちを伝えるために送る電報のことです。
弔電は通夜や葬儀、告別式に参列できないときに送るものですので、通夜や葬儀、告別式に間に合うように送るようにしてください。

また、葬儀や告別式が終わってから送るのは、失礼にあたるのでくれぐれも注意してください。

弔電を申込むときの流れ

弔電の申込みをする場合、申込む先ごとにより少しずつ違いはありますが、おおまかな流れは以下のようになります。

1.申込者と届け先情報の確認
2.差出人と受取人情報の確認
3.支払い方法の確認
4.弔電台紙を選ぶ
5.弔電の文面を作成
6.申込み内容の確認
7.弔電の申込み完了

弔電を申込む受付時間は年中無休で、インターネットでの申込みは24時間可能ですが、電話などで申込みをする場合は8:00〜22:00の間になります。
また、19:00までに申込みが完了していれば、当日配達も可能になります。

弔電の申込み先

弔電を申込む先はNTTや郵便局、各電話会社などからインターネットや電話で申込むことができます。

NTTや郵便局、各電話会社にはインターネットから弔電が申し込めるように専用のサイトが用意されていて、専用サイトにアクセスして手順に従って進めていけば弔電の申込みが完了します。

インターネットで弔電を申込むメリットは、入力した情報が完成イメージとして見ることができることで、はじめて弔電を申込むときでも自分の目で内容を確認しながら申込むことができるので安心です。

弔電をインターネットで申込むときの専用サイトは以下になります。

・NTT インターネット電報 D-MAIL
NTT西日本:http://dmail.denpo-west.ne.jp
NTT東日本:http://www.ntt-east.co.jp/dmail

・郵便局 レタックス Letax
https://www.post.japanpost.jp/service/letax/
※インターネットで郵便局に弔電を申込む場合は利用登録が必要になります。

・au KDDIグループ でんぽっぽ
https://www.denpoppo.com/okuyami/

・ソフトバンク ソフトバンクグループ ほっと電報
https://hot115.jp/condolence/

ここからは、弔電を電話で申込む先の代表的なNTTと郵便局の申込み手順について解説していきます。

NTTで電話から弔電を申込む手順

局番なしの115に固定電話もしくは携帯電話から電話をして、弔電を送りたい旨を伝えます。

オペレーターからの質問に答えながら、差出人や受取人の情報、弔電の文面や弔電台紙を選べば弔電を送る手配が完了します。

電話から弔電を手配するメリットはオペレーターと相談しながら進められることで、通話料金が無料なので安心して相談できるので、はじめて弔電を送るときは電話からの手配を利用すれば安心して送ることができます。

また、115が使えないときや公衆電話から弔電を申込むときは、フリーダイヤル 0120-759-560 からも申込みができます。

郵便局で電話から弔電を申込む手順

郵便局で電話から弔電を申込む手順ですが、基本的にはNTTで申込む手順とほぼ同じになります。

通話料金が無料の 0120-953953に電話をして、弔電を送りたい旨を伝えます。

オペレーターからの質問に答えながら、差出人や受取人の情報、弔電の文面や弔電台紙を選べば弔電を送る手配が完了します。

また、郵便局では弔電を郵便局の窓口からでも申込むことができるので便利です。

弔電の送り先

弔電を送るのは、通夜や葬儀、告別式に参列できないときに送るので、弔電の送り先は葬儀が行われる葬祭場に送ることになります。
葬儀が故人の自宅で行われる場合は自宅に送ることになります。

弔電を送るときは、事前に葬儀が行われる場所の住所や連絡先の電話番号を確認しておきましょう。
送り先がわからない場合は喪家に送ることになりますが、そのときは事前に連絡を入れるようにしてください。

喪主の名前がわからない場合は、「○○(故人の名前)家ご遺族」として送れば大丈夫です。

弔電台紙の選び方

弔電台紙の選び方は個人的に送るのか、それとも仕事として送るのかということと、値段の面という2つの要素から選んでいきます。

弔電台紙の種類は豊富で、紙だけというものから刺繍がほどこされたもの、漆やちりめんで装飾されたものや線香がついたもの、プリザーブドフラワーがあしらわれているものもあります。

色も赤や青、灰色や紫と華やかな色から落ちついた色までさまざまな色から選ぶことができます。

また、仕事関係、取引先に弔電を送る場合は、派手すぎず、安っぽくないような台紙を選ぶようにしてください。

このように弔電台紙はスタンダードなものから高級感あるものまでさまざまな種類があり、値段も500円くらいから10,000円を超えるものまであります。

弔電台紙を選ぶときのポイントは、故人との関係性と値段で選ぶようにしてください。

弔電の値段

弔電の値段は選ぶ台紙やメッセージの文字数などにより値段は変わりますが、料金の目安は3,000〜5,000円になります。

弔電の値段が決まる要素は、メッセージ料金、台紙料金、オプション料金、消費税となります。

弔電を送るのは葬儀に参列できないからという理由からなので、弔電にかける値段は香典として渡す金額が目安になります。

例えば、3,000円を香典として渡そうと考えているのなら、弔電値段は1,500〜2,000円、5,000円を香典として渡そうと考えているのなら、2,500〜3,000円程度が目安になります。

また、仕事関係、取引先に弔電を送る場合は、3,000円程度が目安になります。

支払い方法は、毎月の電話料金と一緒支払う方法やクレジットカード払い、携帯電話からの決済から選ぶことができます。

弔電(お悔み電報)の例文

弔電で送るメッセージは自由で、自分で考えた文章で送ることも可能です。
しかし特に文章を考えていない場合は、サンプルの例文が用意されているので、例文の中から文章を選ぶことができます。

電報の例文は、電報サービスを提供する各会社のサイトで確認することができます。
参考にしましょう。

・NTT インターネット電報 D-MAIL
https://dmail.ntt-east.net/p/bunreilist/c02_0155?pcd=21&cid=2159&ktcd=2&r=20181017171439948

・郵便局 レタックス Letax
https://www.post.japanpost.jp/service/letax/letax_tool/choui.html

・au KDDIグループ でんぽっぽ
https://www.denpoppo.com/ex-message/okuyami/

・ソフトバンク ソフトバンクグループ ほっと電報
https://hot115.jp/bunrei/condolence/

なお、自分で考えた文章を送るときに気をつけたいことは、文章が長くなりすぎないことです。
文章が長くなってしまうと、弔電の値段が高くなることと、送った喪家に対して失礼になることもあるので、自分で文章を考えたときはオペレーターと相談しながら決めるようにしてください。

弔電のマナーと注意点

弔電の文章は自由に書くことができますが、故人の敬称や使う言葉などマナーや注意することがあります。

弔電では、弔電の文面、文章に注意しましょう。
弔電に書く文章の注意点を知っていることは、弔電を受けとる喪家への配慮、気配りにもなります。

弔電にはプライベートな話題は避ける

弔電に書く文章を考えるときは、遺族の方が知らないことが書かれていると、後々のトラブルになることもありますので、故人の個人的な話題は書かないようにしてください。

弔電で使ってはいけない言葉

弔電で使う言葉で避けてほしい言葉があります。

「生きる」、「死ぬ」、「早死に」などの忌み言葉や、「重ね重ね」、「たびたび」などの重ね言葉、「四」、「九」などの音が不吉な言葉は避けるようにしてください。

仏教以外の方に弔電を送るときは、「仏」、「冥福」、「成仏」、「ご愁傷様」、「供養」、「往生」、「冥途」などの仏教用語は避けます。
加えて、キリスト教の方に送るときは、仏教用語を避けることはもちろん「お悔やみを申し上げます」という言葉も使わないようにしてください。

故人の呼び名(敬称)に気をつける

敬称は故人に敬意をはらい、故人の続柄にあった敬称を使うようにしてください。

以下に例を記載しておきますので参考にしてください。

・受取人の実父:ご尊父様・お父様
・受取人の実母:ご母堂様・お母様
・受取人の配偶者:ご主人様・ご令室様
・受取人の義父・義母:ご岳父様・ご岳母様
・受取人の子供:ご子息・お嬢様
・受取人の兄弟姉妹:ご令兄様(ご令弟様)・ご令姉様(ご令妹様)

弔電の宛名は喪主名

弔電に書く宛名は喪主名(フルネーム)にしてください。
例) 「○○様方」

特定の個人に向けて送る場合は、喪主名の横に個人名を書いてください。
例) 「○○様方 ・ ○○様」

また、喪主名が分からない場合は「(故人名)様ご遺族様」、「(故人名)様ご一同 様」という宛名でも問題ありません。

差出人名は遺族からみてわかりやすくする

差出人名は遺族側からみてわかりやすいように、差出人名と故人との関係を一言添えるといいです。

学校や会社関係者などで弔電を送る場合は複数人など連名で出すことがあるので、代表者と関係者の名前を記載するようにしてください。

弔電を会社の取引先に送る場合

弔電を会社の取引先に送るときのマナーは、「訃報をいただいてから迅速に対応して、ミスや間違いなくお悔みの気持ちを伝える」ことです。

取引先から訃報の連絡をいただいたら、できるだけ早く弔電を送る手配をする必要があります。
対応が遅くなり、葬儀に弔電が間に合わないということにならないように、上司に報告し、社内規定に沿って対応する必要があります。

また、弔電の送り先住所や葬儀の日時、宛名や差出人名などをしっかり確認して、ミスや間違いなどがないようにしてください。

会社関係で送られる弔電は葬儀の際に読みあげられることがあるので、会社名(正式名称)や故人の名前、役職、差出人の名前などには細心の注意を払ってください。

弔電台紙は派手すぎず、安っぽくないものを選ぶようにして、金額としては3,000円程度が一般的です。

まとめ

ここまで、はじめて弔電を送るときにも困らないように、弔電の申込み手順や弔電の費用、弔電台紙の選び方や弔電の文例、弔電を送るときのマナーや注意点などを解説してきました。

弔電は祝電と違い、突然やってきます。
弔電にはコレといった決まりがなく、文章も自由に考えられるのですが、気をつけたいマナーや注意する点があります。

ここまで解説してきましたマナーや注意点に気をつけるようにすれば、はじめてでも慌てずに弔電を送ることができるので、弔電を送るときは参考にしてみてください。

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