断捨離は、身の回りの不要なものを捨てて物の執着から解放されるという考え方です。
ネットなどを通して一部でブームになっていますが、では自分もと思うと、何から手を付けていいか分かりません。
今回の記事では、断捨離はどう手を付けて何から捨てるのかを解説します。
まずはゴールや目的を明確に決めよう
断捨離を始めるにあたっては、まずは断捨離後にどういった生活をしたいかを明確にイメージしておきましょう。
ゴールや目的が定まっていないと、何を基準に物を処分するべきかが分からなくなります。
目的は家をきれいにすることなのか、自分の気持ちを整理することなのか、どんな部屋、あるいはどんな生活ができればゴールなのかを決めておきましょう。
目的が決まっていれば、後はそれを基準に物を選別していくだけです。
断捨離は何から捨てる?
最近は断捨離が一つのブームになっており、「ミニマリスト」として必要最低限のものだけを残して生活する人が増えています。
一回断捨離をすることで必要な物と不必要な物の区別がつくようになったり、捨てられないという気持ちを解消できたりするものです。
ここでは、断捨離で捨てるものについて細かに解説していきます。
1.ゴミ
断捨離をするときは、まずは家の中のゴミを一掃します。
ゴミを捨てるのは当然のように思われますが、例えば雑誌や段ボール、牛乳パックなど、捨て損ねてずっと家の中にあるものは意外とあります。
また、今は使っていない家電の取り扱い説明書や保証書など、もそのまま残っていることがあります。
冷蔵庫に賞味期限が切れている食品はありませんか?食べれなければ残念ながらそれもゴミです。
ゴミを捨てるのには要不要の判断が伴わないので、単純作業で捨てられます。
自治体やスーパーの回収などを利用して、処分しましょう。
2.洋服・食器・本などの収納の中身
ゴミを処分したら、タンスや棚などの収納の中身を捨てます。
一か所ずつ整理していってください。
整理する場所は一度中身をすべて出してから、いるものといらない物を選別していきます。
例えば、洋服の場合、一年以上使っていないものがあれば今後もなくても困らないでしょう。
呼んでない本があれば、絶版になっていない限り捨ててもまた買えます。
今後それが無くて困るか、それに愛着があるか、それは使ったことがあるかなどを念頭に、要不要を分けていきましょう。
収納を1つにまとめられれば、空いた収納も捨てられます。
3.家具や家電などの大きな物
小物を処分したら、家具や家電などを処分していきます。
整理スペースを確保したいという場合は、収納の中身より先に大きなものを処分してしまってもいいでしょう。
大きいものは一つ捨てるだけで部屋が一気に広くなるので、モチベーションも上がります。
使っていないけどずっとある家電などはすぐに捨てましょう。
4.思い出の物
思い出の物は、捨てる・捨てないの判断が難しいので最後にします。
最初に思い出の物を断舎離するか決めると、それだけで精神を消耗してしまい、他の物を断舎離する体力が残らないケースも多々あります。
思い出の物は必要なのに捨ててしまうと、後悔することになるため満足いくまで考えましょう!
断捨離はどこから始める?
断捨離は基本的にどこから始めても問題ありません。
ただ、断捨離の進め方によっては効率が悪くなるリスクもあるのが実情です。この章では、断捨離を始める場所について徹底解説します。ぜひ、参考にしてください。
1.リビングなどの家族全員が使う場所
どこから手を付けるか迷ったら、家族全員が使う場所から断捨離しましょう。
具体的には、リビング、トイレ、洗面所などです。
出入りする人が多い空間は、その分、物が増えていきます。
物がたまっている場所をスッキリとできれば、その分モチベーションも上がります。
2.物が溢れている場所
家の中で物が溢れている場所があるなら、そこから断舎離することでスムーズに進めることができます。
なぜなら、物が溢れている場所がチラホラ目に入ることで、断捨離をするモチベーションが下がってしまうからです。
物が溢れている場所から断舎離していけば、残っているのは後少しだと、断舎離する意欲もわいてくるでしょう。
洋服好きな人はクローゼットから、本好きの人は本棚から、インテリア好きな人は、いらないインテリアから断舎離してください!
断捨離を成功させる3つのコツ
断捨離の初心者であれば、断捨離をしている最中に心が折れそうになることもあるでしょう。
断捨離は想像しているより労力が必要ですし、物が多ければ数日かかることも考えられます。
そのため、断捨離を効率よく終わらせるためにはコツを理解することが大切です。断捨離のコツを一挙大公開します!
必要な物だけを残すのが基本
捨離のコツは必要な物だけ残すことです。
そのため、断捨離は捨てるための行為ではなく、必要なものを厳選するための行為ともいえます。
断舎離で不要な物を捨てる作業が息詰まることもあるしょう。
その時は、絶対に必要なものを取っておいて、残らなかったものをゴミとして処理するというのも一つの手段です。
断捨離では、何でもかんでも捨てればいいというわけではありません。
必要な物を捨ててしまったときは後悔してしまうため、必要なものはある程度頭に入れておくことがコツです。
新たに物を増やさない
断捨離において捨てることと同じくらい重要なのが、物を増やさないことです。
収納グッズを買い足すのも原則NGです。
新しく物を取り込むことは、新しい生活やライフスタイルに必要なものか、どうしても欲しいものなのかを考えて、厳選に厳選を重ねてください。
結局捨てても、また物を取り入れては家の中はスッキリしません。
断捨離をした後に物が増えてしまう断捨離リバウンドが起こってしまします。
ただし、最初は要・不要の基準が自分の中でも曖昧なので、リバウンドは多くの人が通る道です。慣れてくると自分が本当に必要なものが分かってくるので、根気強く断捨離を続けましょう。
短期間で終わらせる
断捨離のコツは短期間で終わらせることです。
長期間になるほど物を捨てる意志力を消耗してしまい、いらない物を全て処分できなくなるリスクがあります。
ただ、物が多い人は断捨離が数日感はかかってしまうでしょう。
断舎離する前に「どのエリアは何日で終わらせる」など、明確な期間を設けておくのも一つの手段です。
断捨離にはどんな効果がある?
断捨離をする目的は人によってさまざまです。
断捨離をしてモノを処分することで、部屋をキレイにできる効果や、物を判別できる能力を上げる効果も期待できます。
ここでは、断捨離で得られる効果についてご紹介します。
気持ちがスッキリする
断捨離をすることで気持ちがスッキリします。
実は部屋に物が溢れているだけでも、スペースを圧迫していて住心地が損なわれている可能性が高いでしょう。
また、いらない物とおさらばすることで、必要な物がすぐ手に取ることができたり、場所が分かったりします。
いらないモノを捨てる心が養われる
いらない物をため込んでしまう人は数多くいます。
断捨離をすることで不要な物を判断する心が養われます。
初めての断捨離では相当の意志力を必要としますので、断捨離後は自然と不要な物をためないように意識することができます。
洋服や本を一気に断捨離した人は、洋服や本に対する考え方が変わります。
断捨離後に洋服や本を購入した場合は、使用期間が過ぎたら処分するなど、物をため込まないことにつながります。
自分に必要なものが何か分かるようになる
断捨離をすると、物の要・不要の判断する機会がかなりの回数あります。
また、一度断捨離をした後に物が増えてしまっても、また断捨離をすることで、何が不要だったか、何は必要だったのかを振り返ることができます。
そうした作業を繰り返すことで、自分に本当に必要なものは何なのかが、ハッキリとしてきます。
自分にとって大切なことが何なのかをはっきりさせることは、生きる上でも重要です。
断捨離を通して、より豊かな人生を送れるようになるでしょう。
まとめ
断捨離の方法や効果、コツについてご紹介しました。
断捨離は初心者にとっては意外とハードルが高いため、事前に方法やコツを知っておくことでスムーズに進めることができます。
ぜひ、断捨離を成功させて生活をより豊かなものにしていきましょう!