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法事・法要

法事の食事「お斎(おとき)」の流れとマナーを解説

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法事の食事イメージ1

「お斎(おとき)って何?」

「お斎は必ずしなければいけないの?」

「お斎でのマナーや気をつけることはあるの?」

など、お斎という言葉は聞いたことはあるけれど、よくわからないという方が少なくありません。

お斎は法事や法要の後に行われる食事のことを言いますが、披露宴などのお祝いの会食とは違う点があり、つつがなくお斎を行うには僧侶や参列者に対して気をつけたいことやマナーなどもあります。

そこで今回は、お斎の流れ、お斎に必要な準備、お斎で気をつけたいマナーや注意点などについて徹底的に詳しく解説していきます。

目次

■お斎(おとき)とは

■お斎の流れ

■お斎に必要な準備
・1.法事の日程を決める
・2.法事の場所を決める
・3.法事の食事メニューを決める
・4.法事の食事代
・5.菩提寺(お寺)に連絡をする
・6.案内状の手配
・7.法事の食事後に渡す返礼品
・8.僧侶に渡すお布施を用意する
・9.墓地、墓石の手配
・10.法事の食事でする挨拶
・11.法事の食事をしないとき

■法事の食事で気をつけるマナー
・席順のマナー
・服装のマナー
・献杯のマナー
・法事の食事を欠席するとき

■まとめ

お斎(おとき)とは

お斎とは、法事や法要のときに僧侶が読経してくれた後にふるまわれる食事のことをお斎(御斎とも書くことがあります)と言います。

お斎は読経をあげてくれた僧侶、参列した頂いた人へのお礼の気持ちを込めたお膳になり、亡くなった故人を僧侶、参列者が偲ぶための行事になります。

初七日からはじまり百か日までの追悼法要、一周忌からはじまり三十三回忌までの年忌法要で、お斎を行うのは4回が一般的です。

お斎を行う4回の法事法要は、四十九日、初盆、一周忌、三回忌になりますが、これら以外の法事法要では遺族もしくは遺族、親族で供養するのでお斎を行うことはありません。

また、初七日は葬儀、告別式の当日に行われることが多く、そのときにふるまわれる食事は「精進落とし」と呼ばれています。

精進落としは、もともと四十九日の忌明けに精進料理から肉や魚を食べる通常の料理に戻すという区切りの意味がありましたが、現代では火葬場から戻り火葬が完了するまでにふるまう料理のことを精進落としと呼ぶのが一般的になっています。

お斎の流れ

お斎の流れは以下のような流れになります。

1.喪主がお斎をはじめる前の挨拶を行います
2.参列者が献杯(乾杯ではありません)の挨拶を行う
3.一同で会食をします
4.参列者にお礼の品(返礼品)を配ります
5.最後に喪主がお開きの挨拶をします

という流れになります。

次は、お斎に必要な準備についてみていきます。

お斎に必要な準備

お斎を行うときには、日程や場所、食事のメニューや返礼品などさまざまな準備が必要があります。

ここからは必要な準備について順番にみていきます

1.法事の日程を決める

法事や法要を行う日を決めるときは、亡くなった日から数えた法事、法要の日が平日になることがあります。

そのようなときは、直前の土日や祝祭日に行われるのが一般的です。

2.法事の場所を決める

お斎を行う場所は、自宅や菩提寺、葬儀会館やホテル、料亭などになり、どの場所で行うかを決めていきます。

通常は、読経とお斎の場所を同じ場所にすることが多いのですが、読経の場所とお斎の場所を変えることもあります。

3.法事の食事メニューを決める

お斎の席でふるまう料理メニューはというと、正式には精進料理を出すのが基本ですが、近年ではこのような形式にこだわらなくなってきています。

参列者のスタイルに合わせたホテルや料亭の会食、仕出し弁当など肉料理も含まれた料理もふるまわれています。

ただ、法事法要はお祝い事ではないので、鯛や伊勢えびなどはお斎には不向きになります。
予約をするときは、「法事で利用します」と伝えるようにしてください。

4.法事の食事代

お斎の食事代の目安はというと、3,000円から10,000円くらいになります。

仕出し弁当などを利用する場合、食事代を抑えることができますが、ホテルなどで会食をする場合は10,000円前後になり高くなってしまいます。

5.菩提寺(お寺)に連絡をする

法事の日時や場所が決まったら、できるだけ早く菩提寺に連絡をいれるようにしましょう。

特にお盆の時期は菩提寺が忙しい時期にもなるので、この時期に法事を行おうと考えている場合は注意が必要です。

6.案内状の手配

菩提寺に連絡を済ませたら、次に案内状の手配をします。

親族だけで行う場合は、電話での連絡でも大丈夫ですが、親族以外に故人が親しかった友人や知人も参列する場合は、往復ハガキや返信用のハガキを同封した封書などで、案内状を用意してしっけつ出欠の確認をとるようにしてください。

また、法事をお盆やゴールデンウィークなどの時期に行おうと考えている場合、参列してほしい方が旅行やレジャーを予定していることもあるので、できるだけ早く案内をするようにしてください。

7.法事の食事後に渡す返礼品

法事に参列する方が仏前にお花やお供え物などいただくことがあり、そのお返しに返礼品を用意します。

返礼品は、引き出物や粗供養の品、粗供養返しやお礼などという言い方をすることもあります。

返礼品は、遠方から参列する方もいらっしゃるので、重くなくかさばらないものを選ぶようにしてください。

具体的には、カタログギフトやタオル、油などの日用品、お茶やコーヒー、お菓子の詰合せなどがおすすめです。

返礼品の金額の目安は、2,000円から5,000円くらいが一般的です。

のしの水引きは、百か日までの追悼法要では黒白結びきりを使い、一周忌からはじまる年忌法要では黄白結びきりを使うようにしてください。

8.僧侶に渡すお布施を用意する

僧侶に読経をしていただいたお礼にお布施をお渡しします。

僧侶に渡すお布施の金額は、法要の後のお斎に同席してくれかどうかによって変わります。

・僧侶がお斎に同席する場合
僧侶がお斎に同席していただける場合は、御布施(御経料)とお車代の2つを用意します。
金額の目安は、御布施として25,000円程度、お車代として5,000円くらいが目安になります。

・僧侶がお斎を辞退した場合
僧侶がお斎を字体した場合は、御布施(御経料)とお車代、御膳料の3つになります。
金額の目安は、御布施として25,000円程度、お車代として5,000円くらい、御膳料として5,000円から10,000円くらいが目安になります。

また、僧侶にお布施を渡すタイミングですが、僧侶がお斎に同席していただける場合は、席に着座されたときに渡し、お斎を辞退された場合は、法要が終わった後に渡すのが一般的です。

9.墓地、墓石の手配

法事のときに納骨を行おうと考えている場合、お墓を新しく建てた場合は、菩提寺や墓地、石材店に連絡をして、日程の確認をするようにしてください。

10.法事の食事でする挨拶

法事の食事をはじめる前と終了するときには喪主が挨拶をして、参列者への感謝の気持ちを伝えます。

・食事をはじめる前の挨拶例
「本日はお忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。おかげさまで〇〇(故人名)の(法要名)の法要を無事に終えることができ、〇〇も安心していると思います。これからも変わらぬご支援のほどよろしくお願い申し上げます。粗宴ではございますが、お膳をご用意させていただきました。お時間が許す限り、どうぞゆっくりなさっていってください。本日は誠にありがとうございました。」

・食事を終わるときの挨拶例
「そろそろお時間となりましたので、これにてお開きにしたいと存じます。本日はお忙しい中最後までお付き合いをいただきましてありがとうございました。残された家族一同、〇〇(故人名)の分まで助け合いながら今後とも精進してまいります。今後ともどうか変わらぬご支援のほどよろしくお願い申しあげます。本日は誠にありがとうございました。」

・食事をしないときの挨拶例※法要後にする挨拶
「本日はお忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。誠に恐縮ではありますが、これにてお開きとさせていただきます。何のおもてなしもできませんでしたが、ささやかながら折詰めをご用意させていただきましたので、どうぞお持ち帰りください。
今後ともどうか変わらぬご支援のほどよろしくお願い申しあげます。本日は誠にありがとうございました。」

11.法事の食事をしないとき

法事の後に食事をしないと考えている場合は、折詰め料理とお酒の小瓶を用意して、返礼品と一緒に渡すようにしてください。

また、案内状にも法事の後の食事をしない旨の内容を書くことを忘れないようにしてください。

法事の食事で気をつけるマナー

法事で食事をするときには、席順や服装、献杯など気をつけたいマナーがあります。

席順のマナー

法事の食事に僧侶が同席していただける場合は、僧侶は上座に座っていただき、その隣に喪主が座るようにしてください。

その次からは親族以外に参列したいただいた故人の友人や知人などに座っていただき、喪主以外の親族は下座の席に座るようにしてください。

僧侶が食事の席を辞退された場合、親族が下座の席に座る以外は特に決まりがないので、参列者にくつろいでもらい、故人の思い出話をしてもらいやすくするように配慮してあげてください。

服装のマナー

法事の食事は法事の後に行われるので、服装はそのままで参加することになります。

参列者には、ゆっくりとくつろいでもらいたいところなので、まずは喪主が上着を脱いで参列している方々にも伝えるようにしましょう。

そうすることで、参列者の方々も服装を崩しやすくなります。

献杯のマナー

法事の食事のときには、喪主が挨拶をした後に、参列者全員で献杯を行います。

法事の食事は亡くなった故人を偲ぶための場になりますので、お祝い事でする「乾杯」とは少し意味合いが違ってきます。

献杯は、代表者が献杯の発声をした後に参列者も同様に献杯と唱和し、軽く杯を持ち上げ飲みます。

くれぐれも、乾杯のときのように杯を高く持ち上げたり、音頭や拍手をしないようにしてください。

法事の食事を欠席するとき

法事の後の食事に参加することができないときは、できるだけ早く喪主に伝えるようにしてください。

法事の食事への参加をあいまいにしておくと、用意する人数を確定できないことになり、喪主に迷惑をかけてしまうことになるので、事前に参加できないことがわかっている場合は、早めに伝えてください。

まとめ

ここまで、お斎の流れ、お斎に必要な準備、お斎で気をつけたいマナーや注意点などについてくわしく解説してきました。

お斎は法事に参加していただいた僧侶や参列者に対して感謝の気持ちを表し、亡くなった故人を偲ぶ大切な行事になります。

法事の食事ではお酒を飲むこともありますが、くれぐれも飲み過ぎないように注意してください。

また、参列者に失礼がないようにして、最後までつつがなく行えるように、この記事を参考にしていただければ幸いです。

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