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終活ノートの書き方は?おすすめの選び方や準備段階の注意点を解説

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終活ノートは、最期に向けての準備として、自分の情報や思いを書き記しておくためのノート。

そこには、残された家族に迷惑をかけないようにとの思いが込められています。

しかし、いざ準備しようと思うと、「何を書けばいいのか?」「どんなノートを選べばいいのか?」と迷う人が多いと思います。

この記事では、

  • 終活ノートの書き方
  • 終活ノートに関する注意点
  • 終活ノートの選び方

について、ご紹介していきます。

40代から準備したい終活ノートとは?

終活ノートとは、自分がこの世を去った後、遺族に出来る限り迷惑をかけないために準備しておくノートです。

別名でエンディングノートとも呼ばれており、自分の情報や家族、友人について、相続関係、葬儀関係のことなどを記しておくのが一般的です。

書き残す内容に決まりがなく、自分で自由に決めることができます。

残された家族に負担を減らすだけではなく、書く内容によっては、自分の歴史や家族への思い、最期を迎える心構えなども伝えられます。

最近は40代から終活を始める人が増えており、終活ノートを準備する年齢が低くなってきています。

早くから終活ノートを書くことで、これまでの人生を振り返るきっかけにもなり、人生の折り返し地点とも言われる40代に注目され始めているのです。

終活ノートを準備するメリットは、

  • 残された家族の負担を軽減できる
  • これまでの人生を振り返れる
  • 自分の思いを後世に残せる

の3点。

3つのメリットからもわかるように、50代や60代になってから用意するのではなく、40代から準備しておくとよいでしょう。

終活ノートのサンプルを参考にした書き方

終活ノートの書き方は、サンプルを参考にすれば、そんなに難しくはありません。サンプルでは、書くべき項目が並べられているため、自分にふさわしい項目を選ぶことができます。

また、現時点で書けないことは無理に書く必要はありません。だからこそ、見直しをしながらゆっくり詳細を考えて埋めていくためにも、早めに終活ノートを用意した方がいいのですね。

終活ノートに書くべきことは、

  • 自分の氏名や住所などの基本情報
  • 病気や介護、医療について
  • 亡くなった後の葬儀について
  • 相続について
  • 遺言関係のこと

などです。

それでは、各項目の内容を詳しく解説していきます。

自分の情報

終活ノートでは、まず自分の情報を書き記しておくべきです。自分の情報とは、現在の住所などの連絡先、生年月日、本籍、勤務先などです。

さらに、健康保険証や運転免許証などの身分証明書を持っている場合は、その番号も記しておきます。亡くなった後に家族が手続きしやすいように、住民票コードやマイナンバーなども記しておくとよいでしょう。まとめると、次のような項目になります。

まとめると、次のような項目になります。

  • 氏名
  • 住所
  • 電話番号
  • 生年月日
  • 勤務先
  • 本籍
  • 健康保険証などの番号
  • 住民票コード
  • マイナンバー
  • デジタル関連のパスワード情報(スマートフォンやインターネット上など

医療や介護関連の情報

亡くなった後の事だけではなく、亡くなる前に病気などで、自分の意思を伝えるのが難しくなったときのために、医療や介護のことも書き残しておくと家族が安心します。

例えば、次のようなことを書き残します。

  • 自分の健康状態について
  • 通院している病院の情報
  • 飲んでいる薬
  • アレルギーの有無
  • これまでの病歴 
  • 現在の病状についての告知
  • 延命治療について
  • 臓器提供の意思について 
  • 医療費の支払い方法について

相続に関する情報

自分が亡くなってから、遺族が相続で困らないように、相続に関する情報はできるだけ詳しく記しておくのがおすすめです。

相続については、法的にも決まりが多く、正しく対処しなければいけないため、正確な情報が必要になります。

例えば、次のような情報を書き残します。

  • 預貯金の情報(銀行名・口座番号)
  • 固定費などの各種支払い、引き落としについて(公共料金や携帯電話料金など)
  • 遺産の分割方法について(遺産の内容も詳しく記載)
  • 保険や年金の情報
  • 借入金・ローンの情報
  • クレジットカードや電子マネーなどのカード関連の情報

家族や親族、友人関係の情報

葬儀を行うときのためにも、家族や親族、友人関係の情報を書いておくとよいでしょう。ノートを見れば、すぐに家族や親族、友人に連絡ができる状態にしておけば、遺族が悲しみの中で冷静に行動でき、助かります。

記録しておく内容は、家族や親族、友人などの関係性や氏名、住所などの個人情報です。さらに、親族のためには家系図を用意しておくと、葬儀の時に役立ちます。

葬儀に関する情報

どんな葬儀をして欲しいのか?希望の会場、費用も詳しく書いておくと、遺族がスムーズに対応できます。中には、葬儀はしなくていいと言う人もいるでしょう。そのような意思も、正直に書いておくと、希望通りの方法で見送ってもらえます。

また、葬儀の後にはお墓や供養についての問題も出てきますので、できるだけ細かく希望を記しておきましょう。

まとめると、次のような項目になります。

  • 葬儀の方法
  • 葬儀の規模
  • 葬儀の費用
  • 葬儀に呼ぶ人
  • 喪主や挨拶などの担当者
  • 希望する葬儀業者
  • 戒名やお香典、遺影について
  • 埋葬方法
  • 埋葬先の有無
  • お墓や供養に関する費用
  • お墓の継承者

遺言書に関する情報

最後に、遺言書の有無についても、はっきりと記しておくと、家族が安心して相続などの手続きを進めていけます。

終活ノートには遺言書の有無、遺言書がある場合は保管場所、種類や内容、作成した日付けなどを記しておくのが一般的です。

エンディングノートの注意点

エンディングノートを書くときには、いくつかの注意点があります。特に、遺言書などの効力の違いや定期的な内容の見直しに気をつけて、安心できる内容に仕上げておきたいですね。

終活ノートを書くときの注意点を説明していきます。

書けない項目は飛ばしていく

終活ノートを変えていく中で、書けない項目が出てきたときは、あまり悩まずに飛ばして進んでいきましょう。書けない項目にこだわっていると、他の項目も書けなくなる恐れがあります。

書けない項目でつまずいて苦手意識が発生することで、他の項目も書けなく恐れがあります。書けない項目は飛ばして、書ける項目から書いていきましょう。

定期的に見直す習慣をつける

終活ノートは一度完成させたら、それで終わりではありません。定期的に見直す習慣をつけると、より正確な情報を残すことができるのです。

また、以前は書けない項目があったとしても、次に見直したときは、環境や気持ちの変化により、書けるかもしれません。

特に、早くからエンディングノートを準備している人は、社会や法制度の変化により、相続の情報などの見直しが必要です。見直しのタイミングで、早いうちから家族と話し合っておくと、相続の手続きがスムーズです。

保管場所を伝えておく

しっかりと終活ノートを準備していても、保管場所が分からなければ、意味がありません。個人情報が載っているため、目立つ所での保管はお勧めできませんが、ある程度はわかりやすい場所を選んでおきましょう。

また、保管場所は早めに家族に伝えておきましょう。持病などがあると、死に対しての恐怖感により、エンディングノートなどの準備を躊躇することがあるかもしれません。しかし、もしもの時の為にも、できるだけ早く、終活ノートの保管場所を家族などに伝えておきましょう。

遺言書との違いを理解しておく

終活ノートと遺言書は別物です。エンディングノートに相続に関する情報を詳しく書き記していたとしても、法的な効力はありません。法的な効力を持つのは、遺言書です。

資産を多く持っているなどの理由で、遺言がある場合は、終活ノートのほかに正式な遺言書を残しておきましょう。

終活ノートの種類と選び方

自分に合う終活ノートの選び方を知っておくことで、終活がよりスムーズになります書き方を理解していても、ノートの形態が合わなければ、なかなか書き進められなくなるかもしれません。

そこで、よく利用されている終活ノートの種類とそれぞれの特徴をご紹介します。

書店で販売されているエンディングノート

一般的によく知られているのが、書店などで販売されている終活ノートです。最近は、ネットショッピングが流行っているため、同じ商品がAmazonなどで販売されているケースもあります。

コクヨや主婦の友社、その他の有名出版社が販売しているノートが多く、最初から書く項目が設定されているため、書きやすいのがメリットです。デザイン性も高く、おしゃれに使える点も魅力的です。ランキングサイトでも多数紹介されており、1冊500円〜2,000円程度と価格に幅があります。

団体が販売しているエンディングノート

一般社団法人などの団体が販売しているマイウェイのような終活ノートもあります。団体ごとに、オリジナルの内容やデザインになっており、それぞれに個性があります。

各地で開催されている終活セミナーなどで販売される事例が多く、セミナーと連携した内容なので、使いやすいです。また、終活に関する情報やコラムが掲載されたノートもあり、とにかく使いやすさが魅力です。

また、お寺や葬儀業者などが無料で配布している終活ノートもあり、詳しい説明やコラム掲載で使いやすく、お試しに書いてみたい人に特におすすめです。

アプリやパソコンソフトのノート

紙のノートではなく、アプリやパソコンソフトで管理する終活ノートもあります。スマートフォンアプリでは、終活ノート専用のアプリが配信されており、使いやすいと評判です。

パソコンソフトでは、有料のエンディングノートソフトをインストールすることで、ノートの記録をデータとして残していくことができます。

いずれの場合も、完成後にプリントアウトも可能なので、紙の状態で保管できます。

このように、終活ノートには3つの種類があり、かなりこだわり派の方は、お気に入りのノートを使ってオリジナルの終活ノートを作る方法もあります。

それぞれのノートには特徴があるため、用途や費用、好みに合わせて、相応しい1冊を選びましょう。

まとめ

終活ノートの書き方や選び方について解説しました。終活ブームは、ここ数年で認識が広まったのもあり、「終活」という名前は聞いたことがあっても、終活ノートの書き方や選び方については知らない人が多いと思います。

終活ノートには遺族を安心させる、相続や葬儀などに関するトラブルを回避する自分の思いを伝えておく気持ちを整理をしておく役割があるので、書き方や選び方を理解して、フルに活用していただきたいです。

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