終活に関する情報を総まとめしているホームページです。お葬式や、相続、遺言、保険、エンディングノートなど終活にまつわる情報を網羅している終活情報を専門に発信していきます。

終活

終活ツアーとは何か?自分らしいエンディングのために参加してみよう!

投稿日:

終活ツアーのイメージ1

終活という言葉が定着して十年近くになります。

自分のお葬式をどうするか、お墓はどのようなところに埋葬されたいか、ということだけではなく、そもそも亡くなった時に家族に迷惑をかけないように、事前に身辺整理をすることも含めて、終活を意識し、実行する人が増えています。

そのような人を集めて開催されるのが「終活ツアー」です。
今回の記事では、終活ツアーとはどのような内容なのか、という点について詳しく解説します。

終活ツアー、終活バスツアーとは何か

終活ツアーとはいったいどのような内容なのでしょうか。
具体的には以下のようなものです。

そもそも終活とは何か

そもそも「終活」という言葉はよく聞くけれど、具体的な内容についてはよく把握していないという人もいるかもしれません。

終活とは、お葬式、お墓、相続とそのための遺言、相続、自分の持ち物の生前整理など、人生のエンディングに関わる項目に関する自分の希望を、生きている間に書き出し、できることは実行しておくことを指します。

亡くなってからそのあとのことに関与できないのは当然ですが、もしも自分が入院などをして事務的なことなどができなくなった場合でも、自分の思うようなエンディングを迎えることができず、後ろ髪を引かれるような思いのまま亡くなってしうまうことも多いのです。

終活とはそのようなことがないように、生きている間に自分のエンディングとそのあとのことについての希望や考え、整理し、準備、部分的には実行に移しておくことです。

そして終活は亡くなった後にどのようにしてほしいかということを整理して安心することだけが効能ではありません。
終活をすることによって、自分の残された人生をどのように生きるのか、ということも考えざるを得なくなるため、よい充実した自分らしい余生を送ることができるという非常に大きなメリットもあるのです。

終活ツアーとは?

終活をする時に、大きなテーマになることがお葬式とお墓をどうするか、という点です。

自分でお葬式の方法や、自分の希望に合った霊園を探して、自分で交通手段を用意して、お葬式をする斎場や霊園を見て回る、ということももちろん可能です。

しかしまずそのような葬儀方法や霊園を調べるのが大変ですし、またどのような選択肢があるのかを全部網羅して調べられるとは限りません。
さらに自分で交通手段を用意してそれを見学して回るというのは大変な労力ですし、またどこに言っても説明してくれる担当者がつくとは限りませんから、結局肝心な点はわからないまま、ということもあり得ます。

そのような数々の不便な点を解消してくれるのが、終活ツアーです。
多くの場合は、同じく終活をしようと思っている人を集めて1台の貸し切りバスに乗せ、終活する人が関心を持っているところを巡ってくれ、説明もしてくれる、非常に便利なものです。

また斎場の管理者や、霊園の管理者から話を聞くだけではなく、一緒にバスに乗っているのは自分と同じような悩みや希望を抱えて終活をしようとしている人達ですから、それらの人と貴重な情報交換もできるでしょう。

場合によっては一緒に終活をする友達や、同じお墓に埋葬される「墓友」ができる場合もあります。

終活ツアー企画するのは、斎場や霊園の場合もありますが、最近は旅行会社もバスツアーとして企画していることが多いです。
そのような旅行会社の企画によるバスツアーの場合は、単に斎場と霊園を回るだけではなく、その合間においしいレストランでの昼食が用意されていることも多いので、1日行楽気分も兼ねて、終活を行うことができるでしょう。

また終活ツアーの多くは日帰りの行程ですが、中には宿泊もセットになっていて、温泉やディナーも楽しめるという企画もあります。
ですから1人で参加するのではなく、夫婦や友人同士で参加し、楽しみながら一緒にお葬式やお墓、あるいは相続のことを話し合う人たちも多いです。

最近では終活ツアーは非常に人気で、予約が始まるとあっという間にいっぱいになってしまうこともよくあります。

終活ツアーでは何をするか

では終活ツアーではどのようなことをするのでしょうか。

終活ツアーでは先ほど書いたように、基本はお葬式を行う斎場、埋葬されるお墓などを回って、葬儀方法や埋葬方法を知り、場合によっては予約をする、ということが主な内容です。
しかし、最近の終活ツアーでは、終活専門のカウンセラーやアドバイザーなどが同行し、行き帰りのバスの中で終活についての解説を行ってくれることも多いです。

ツアー行程の中に、セミナーが組み込まれていて、「オリジナルエンディングノート付の終活準備講座」「墓じまいとお墓の引越しの方法とかかる費用」「直葬、家族葬、1日葬のメリットとデメリットと方法、費用」「遺言書の書き方講座」「優しい相続のポイントと相続税の話」など専門講師によるわかりやすい講座を開いてくれるツアー会社もあります。

さらに「終活について具体的な悩みがある」「実際に遺言を書きたいがどのようにしたらよいのか専門家のアドバイスが欲しい」などの人のために終活相談窓口を設置し、終活専門スタッフが、専門事業者と提携しながら丁寧に情報提供やアドバイスをしてくれる体制を整えているところもあります。

ですから、終活ツアーを選択する場合は、どこまでのサービスが用意されているのか、という点についてもしっかり調べて、自分のニーズに合ったものを探しましょう。

終活ツアーにはどうやって参加する

では終活ツアーにはどのように参加すればよいのでしょうか。
また費用は高額にはならないのでしょうか。

終活ツアーの費用

終活ツアーにはいくらくらいの費用がかかるのかというと、まず葬儀会社、斎場、霊園が企画している終活ツアーの場合は無料であることが多いです。
ただしその場合は、霊園の主催であればその霊園しか見学することができないなど、収集できる情報が限られてしまいます。

ですから、すでに埋葬方法も決めていて、あとは霊園を選定するだけというようなことではなく、可能な限り幅広く終活に関する情報収集をしたい、という場合は旅行会社が主催している終活ツアーに参加したほうが良いでしょう。

旅行会社が企画する終活ツアーは、葬儀会社や霊園の後援を受けていることもあるので、一般的なバスツアーの費用よりも安く設定されていることが普通です。だいたい日帰りの終活ツアーの場合は1万円前後だと見ておけば良いでしょう。

宿泊を伴う終活ツアーの場合は、高級ホテルの宿泊やディナーや、場合によっては霊園周辺の観光などもセットになっていて、ちょっとした旅行が楽しめ、費用は3万円前後となっています。

終活ツアー主催会社にはどうやって申し込む?

できるだけ幅広く情報収集ができる終活ツアーに参加したい場合は、旅行会社に問い合わせることが1番です。

まずは情報収集としてインターネットで「終活ツアー」と検索すれば、多くの旅行会社の終活ツアーの企画が表示されるので、それ1つ1つ見ていくことが、自宅でできる最も簡単な方法です。
インターネットを使うのに慣れていないという人の場合は、大手の旅行代理店のカウンターに行って聞いてみても手持ちのツアーを提案してくれるでしょう。
さらには、最近は通販型の旅行会社も多く、そのようなところは新聞折込などで終活ツアーを宣伝していますから、こまめに新聞をチェックすることも方法の1つです。

これという終活ツアーを見つけたら、あとは電話やネットで申し込み、代金を振り込めば申し込み完了です。

その他の終活イベントには何がある

終活を自分1人でするのではなく、専門家のアドバイスをもらったり、終活の上での手間をサポートしてくれるのは終活ツアーだけではありません。
以下のような終活イベントも大きな助けになるでしょう。

終活セミナー

葬儀会社や斎場だけではなく、最近は銀行や証券会社も終活セミナーを開催しています。このような終活セミナーはテーマが事前に明確になっていますから、まだ終活を始める前段階で何をしてよいのかわからない人はその人向けのセミナーがありますし、だいたいするべきことは決まっていてあとは実際に遺言を書いたりするだけという人には具体的なノウハウの話のセミナーが用意されています。

これらの終活セミナーもインターネットや新聞で開催が告知されていますから、こまめにチェックをして、自分のニーズに合ったものを見つけたら、積極的に参加したらよいでしょう。

開催される場所も、証券会社の会議室などの場合もありますが、平日のショッピングセンターの集会室などに開かれることも多いので、そのようなものを選べば買い物がてらに参加できるので便利です。また時間も1回30分程度であることがほとんどなので、気軽に参加できるでしょう。

終活に関する講演会

もっと幅広く、終活やあるいは残された人生をどう充実させるかという点について参考意見が欲しい場合は、講演型のものに参加すると良いでしょう。
講演型の場合は、高名な僧侶や評論家、エッセイストといった人たちが「よりよいエンディングを迎えるために」や「充実した余生を過ごすために」などのテーマや、場合によっては片付けアドバイザーによる「断捨離の仕方」などのテーマで話が聞けます。

これらの講演会も、葬儀会社や証券会社、銀行などが主催することが多いので、銀行などに行ったときには店頭のチラシなどに注意して情報収集するとよいでしょう。

終活体験会

体験型の終活は幅広い内容で開催されています。
たとえば「葬儀体験会」や「遺影撮影会」、あるいは「入棺体験会」などといったものまであります。

見学、試食会

体験型の終活と似たものに参加型の終活イベントがあります。これは霊園の見学や、お葬式の際の通夜振る舞いを実際に試食するなどの企画です。

まとめ

終活というと何をしていいのかわからない人も多いでしょう。
そのような人は1度終活ツアーに参加することをおすすめします。
頭で想像していたものよりも、現地に行ったり話を聞いたりすることで、自分が亡くなった後のことだけではなく、どのように残りの人生を生きていくのか、という点について、しっかり考えることができるはずです。

-終活
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

終活に関する国家資格はある?仕事への活かし方も紹介

少子高齢化が進む日本では、現在多数の終活に関する資格を取得することができます。終活に関する資格取得を検討する際に「終活に関する国家資格があるか?」という点は気になりますよね。この記事では、・終活に関す …

人気のエンディングノートのイメージ1

【2020年最新版】エンディングノート人気おすすめランキング10選

「終活」という言葉が広まると同時に、「エンディングノート」の存在も広く知られるようになりました。 「終活」とは、人生のエンディングに向けてこれまでを振り返ったり、死後の準備をすることを言います。内容は …

終活の準備のイメージ1

終活のプロ!終活ガイドってどんな資格?

終活ガイドとは、一般社団法人 終活協議会が運営する終活の資格です。端的に言うと、終活の相談相手ができる資格のことです。 終活の知識は、他の人のサポートだけでなく、自身の終活についても役立ちます。 今回 …

補助人のイメージ1

成年後見制度における「補助人」とは?

成年後見制度は判断能力が無くなった方が、自分の権利を守るために活用する制度です。 判断能力が無くなったとしても後見人がつくことによって、自分の処遇を適切に判断をしてもらい権利を守ることが出来るのです。 …

【徹底解説】エンディングノートの書き方とは?

死後自分だけが知っている情報などを家族などに知らせるために近年、話題になっているのがエンディングノートですしかし、エンディングノートを作成していると言う人は少ないのではないでしょうか。 そこで、今回は …