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葬儀

お葬式の持ち物とマナーを解説!必要なものは何?

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葬儀の持ち物の画像1
お葬式に参列する時に、持ち物や身につけるものにもマナーがあることをご存じですか。
お通夜、葬儀・告別式などお別れの場面は突然やってくるので、何を準備したら良いのか慌ててしまいます。
突然の訃報の連絡に準備が間に合わないこともありますので、日頃から冠婚葬祭のおつきあいには備えておきましょう。
今回は、お葬式に参列するときに必要な持ち物やマナーについて紹介します。

目次

■お葬式に参列するときに必要な持ち物
・準備するもの
・持っていく小物
・身につけるアクセサリー
・その他小物
・あると便利なもの
・香りや音には気を付ける

■持ち物のマナー
・靴、バッグ、小物類
└女性のバッグ
└男性のバッグ
・指輪OK
・イヤリング・ピアス
・袱紗(ふくさ)
・数珠
・ハンカチ
・腕時計
・ネックレス
・髪飾り
・ベルト
・傘
・手袋
・ベール(帽子)
・ポケットチーフ
・法事やお葬式で身につけてはいけないもの

■まとめ

お葬式に参列するときに必要な持ち物

弔事の装いでは、小物も慎み深く控えめなものにするのが基本です。
まずは、お葬式に参列する時に必要な持ち物についてご紹介しましょう。

準備するもの

・香典
・袱紗(ふくさ)
・数珠

持っていく小物

・バッグ
・サブバッグ
・ハンカチ

身につけるアクセサリー

・指輪(結婚指輪)※結婚指輪以外は控えます
・ネックレス(基本的にはしません。するなら真珠・黒真珠のもの)
・イヤリング、ピアス(基本的にはしません。するなら真珠・黒真珠のもの)
・ヘアアクセサリー(華美なものは避ける)

アクセサリーは原則結婚指輪以外しません。
ブレスレットやファッションリング、それとネクタイピンやカフスもつけないようにしましょう。

その他小物

・傘
・手袋
・ベール(帽子)

あると便利なもの

・替えのストッキング
・エプロン(お手伝いの場合)

香りや音には気を付ける

香水は、お香が焚かれる通夜や葬儀の場では相応しくありません。香りにも十分気をつけましょう。
また、香り以外でも音にも気をつけなければなりません。
時計や携帯電話のアラーム音や着信音が読教中に鳴るケースが非常に多く、葬儀の雰囲気を台無しにしてしまいます。

持ち物のマナー

持ち物にはそれぞれにマナーがあります。
続いては、持ち物のマナーについてご紹介しましょう。

靴、バッグ、小物類

靴、バッグ、小物類は、黒を基調にした無地が基本です。
黒色がなければ、グレーや濃紺などの暗めの色であればマナー違反と言われることはありません。ただし、光沢のある素材や金具が目立つものは避けましょう。
また、毛皮や革などは避けなければいけません。そろは「殺生」を連想させるためです。ただし、合皮の場合は問題無いと言われています。

女性のバッグ

黒色で布製のハンドバッグを持ちます。ショルダーバッグは控えましょう。
やむなくショルダーバックで参列する時は肩から下げずに肩紐を手で持つようにします。
黒色で布製でもリボンなどの装飾がついているものは避けてシンプルなデザインのバッグを選びましょう。
和装の場合もバッグは布製が正式です。
女性用の弔事用ハンドバッグは荷物があまり入りません。そんな時には、光沢のない黒無地のサブバッグを持つと便利です。

男性のバッグ

男性は手ぶらが多いですが、バッグを持つ場合は黒色で光沢や柄がなくて手で持つタイプにしましょう。
ビジネスバッグの手持ちタイプなら問題ありません。
派手な金具のついているものは避けましょう。
革や合皮でもシンプルなものであれば許容範囲内とされますが、殺生を連想させるものは避けるのが良いです。
リュックタイプのカバンは、喪服を着ていてもカジュアル感が出てしまうので持たない方が無難です。
黒色がなければ、グレー、濃紺などの暗めの色であればマナー違反とまではいえません。

指輪

結婚指輪以外のアクセサリーは外すのがマナーです。
結婚指輪でもゴールドなどの派手な色合いのものはやめましょう。
ダイヤなど石がついている場合は、外すか石の部分を手のひら(内側)に回すなど配慮しましょう。

イヤリング・ピアス

結婚指輪以外のアクセサリーは外すのがマナーとご紹介しました。
イヤリングやピアスはつけないようにしましょう。
もし着けるのであれば、一粒タイプのパール(真珠)を選びます。

袱紗(ふくさ)

不祝儀袋や結婚式のご祝儀袋は袱紗(ふくさ)に包んで持参しますが、弔事用は黒、グレーや紺、緑などの寒色系のものを使いましょう。
参考までに、慶弔両用に適しているのは紫色です。
また、弔事は左開き、慶事は右開きで使います。
もし袱紗を忘れた場合はハンカチで代用しても問題ありありません。
ハンカチを袱紗代わりに使う場合は、正面にみてひし形のように置いて、中央よりもやや左に香典を置き、右、下、上の順にたたんで左開きになるようします。

数珠

数珠は、自分の宗派の本式数珠か略式数珠を持ちます。
本式数珠は格式高い数珠でそれぞれの宗派のがあり、略式数珠は宗派を問わずすべての宗派で使えます。
どちらの数珠を使ったら良いのか迷うようであれば略式数珠を持つか数珠を持たないかのどちらかを選択すると良いでしょう。

ハンカチ

ハンカチは無地が基本です。ただし、派手なものでなければ刺繍をあしらったものや控えめなレースは問題ありません。
日本では、昔から神事や弔事を白装束で行うというのが風習としてあり、故人があの世へ向かう時に着ていくのも白装束とされます。そこから、葬儀や告別式といったお葬式に参列する時に白色のハンカチを使うことが正式といわれています。
ただし、喪服にあわせた黒色でも問題はありません。

原色、特に赤や緑、ピンクなどの派手な色や、ラメなどの光る装飾のハンカチは持たないようにしましょう。
吸水性が良く使いやすいタオル生地のハンカチは、厳密にいえばカジュアルなためあまりおすすめはできません。
もし持つ場合は、綿のハンカチとタオルハンカチの2枚を持つのが良いでしょう。

シルクのハンカチはフォーマルな場なので良いという意見もありますが、光沢があるためお葬式用で選ぶならやはり綿が良いでしょう。
子供の場合は、学生らしいものや派手でないものであればマナー違反にはなりません。

腕時計

腕時計は、基本的に男性・女性とも外しておきます。これは和装の時も同様です。
どうしてもつける場合には、シンプルで目立たないものにしましょう。
お葬式では光るものはマナー違反とされるため、金属製のベルト、特にゴールドの時計は避けましょう。

ネックレス

女性の場合でネックレスを身につける場合は、涙を連想するとされる白のパール(真珠)が基本で、黒真珠でもかまいません。
一連のパールネックレスを使います。二連、三連のネックレスは不幸が重なるという意味から厳禁です。
また粒が大きすぎるものも葬儀の場ではふさわしくありません。
その他のネックレスはつけないようにしましょう。

髪飾り

ゴムや髪留めは黒や茶系の物を使いリボンなど華やかな髪飾りは避けましょう。
黒色であればバレッタやシュシュを使っても失礼にはあたりません。
髪が短く結べないのであればピンなどの髪留で横の髪を留めましょう。

ベルト

男性のベルトは黒色のシンプルなものにします。
ベルトのバックルは光らないものが良いとされますが、派手ではない一般的な銀色のバックルなどであれば気にすることはありません。
ビジネスの場面で着用できるようなものであれば問題ないでしょう。
ただし、ゴールドは避けましょう。

雨が気になる場合は折りたたみ傘を用意しておきましょう。
お葬式の持ち物に派手なものは避けた方が良いので傘も同様に目立たない地味なものを持ちます。
無地の黒、濃紺、濃いグレーなどが良いでしょう。
派手な傘を持つのであればビニール傘の方が良いともいわれています。
夏の暑い時期であれば日傘を持ってもかまいません。
日傘の場合でも黒やグレー、紺色などの地味な色にしましょう。

手袋

手袋はあってもなくてもどちらでもかまいません。
ネイルを隠したいといった場合には手袋が便利です。
手袋を着用する場合は黒色の布製のものを使用しましょう。黒色のレースでも問題ありません。
ただし、革製の手袋は避けましょう。
お焼香の際は手袋を外すのがマナーです。
焼香する際は、席で手袋を外してからご焼香に向かい、席に戻ってから手袋を着用しましょう。
防寒対策の手袋もできれば黒色でシンプルなデザインのものが良いです。
外では着用してかまいませんが中では外すようにしましょう。

ベール(帽子)

女性の場合、洋装でベール付きの帽子と手袋を着用していれば正装とされます。
お葬式でベール(帽子)を使う場合は、シンプルなデザインの黒色のベール付き帽子をつけます
ベールは、近親者ほど長く一般的に喪主は顎の下、親族は鼻と唇の間までの長さになります。一般の参列者は目と鼻の間の位置になります。

ポケットチーフ

ポケットチーフは、胸ポケットからハンカチを少しのぞかせるものです。
海外ではお葬式の場でも一般的なスタイルとされていますが、日本では控えた方が良いとされます。
弔事ではしないか、どうしてもポケットチーフをしたければ黒無地で三角形がのぞくシンプルな形にします。
その場合でも、光沢のある素材は避けましょう。

法事やお葬式で身につけてはいけないもの

すでにご紹介しましたが、ブレスレット(男女とも)、カフスボタン、ネクタイピンはつけてはいけません。
男性の場合で、どうしてもカフスボタンが必要な場合は黒石のものを選びましょう。

まとめ

お葬式には様々なマナーがあります。
ご紹介したように持ち物に対してもマナーがあります。
しかし、何よりも故人を悼む気持ちが一番大切です。
若いうちは許されることでも、年齢を重ねると大人としての持ち物やマナーが求められます。
日頃から冠婚葬祭のおつきあいには備えておきましょう。
以上、お葬式に参列するときに必要なものやマナーについてご紹介しました。参考にしてみてください。

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