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法事の席順のマナーを解説!年忌法要・葬式・会食

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欧米ではどうかわかりませんが、少なくとも日本においては「席次」「席順」というものは非常に重要です。
席順は社会における地位の高さや、主催者にとっての重要度を示すものなので、多くの人は自分が自分にふさわしい席次を与えられているか、尊重されるべき人が高い席次に案内されているかということが気になるのです。

特に法事は多くの人が集まる行事の中では特に公式性の高いものです。
したがって法事における席次、席順は指定の仕方に失敗すると大きな非難を受けてしまいます。しかし以外に法事での席次、席順のルールについて正しい知識を持っていない人が多いのも現実です。

では法事における正しい席順とはどのようものなのでしょうか。
ここではその大人の常識について徹底解説します。

法事の席順のルール

法事において席順を決める際には以下のことに気をつけるのがポイントです。

席順は喪主と故人との関係を表す

まず大原則は喪主が場所を正しく選定することです。
なぜなら法事において、喪主がどこに座っているかによって、喪主が誰かだけではなく、親族が誰かも示すことになるからです。

第3者が法事において喪主や親族に挨拶をしようという場合に、喪主と親戚関係の近い親族がそれとわかる場所に座っていないと、挨拶をしそびれたり、挨拶の内容がちぐはぐになってしまう危険性があります。

焼香の流れも決める

また席順は焼香の順を示すものでもあります。
法事に際して、僧侶の読経後、参列者が焼香をしますが、この順番は喪主、遺族、親族、一般会葬者です。
したがって席順もその順番になっていないと、スムーズに焼香を進めることができません。

法事の席順の上座と下座とは?

法事の際に、社会的地位が高い人、親族の中でも故人と血縁が近い人はより上座に座ってもらうようにしなければなりません。
では法事における上座、下座はどのように決めるかというと、祭壇に向かって最前列が1番上座であり、後ろになるほど下座というルールです。

左右は縁戚の有無で決まる

法事の会場が、祭壇に対して、中央に通路があり、左右に席が設けられている場合は、祭壇に向かって右側が親族、左側が友人、知人、会社の関係者の席になります。
ですからその中で前の方から社会的地位が高い人あるいは血縁の深い人に座ってもらいます。

縁戚内での席順

親族内で誰を上座に座らせるかというと、原則は故人と血縁関係の深い人です。したがって、最も上座が喪主、次いで親または子供、そして孫や兄弟、さらに叔父叔母、伯父伯母、従妹ということになります。
その中で喪主の座る位置は最前列の1番通路側です。
また血縁が同等の親族の場合は、家族単位で座ります。

一般席の席順のルール

一般席の席順は社会における地位の高低と連動します。
親族の場合は仮に多少席順のルールを逸脱していても問題は起きにくいですが、知人、友人、会社関係の一般席の場合は、席順が社会的地位と逆転していたりすると、後で大きな問題になるので注意が必要です。

特に、法事の世話役代表葬儀委員長などは社会的地位の高い人が多いので、確実に上位の席順に座ってもらい、敬意を示しましょう。

では知人、友人、会社関係者の席順のルールはどのようなものかというと、まず世話役代表または葬儀委員長が最も上座です。
つまり最前列の1番通路側になります。
次いで会社関係であれば職位の高い人や故人の上司に当たる人です。
知人、友人の場合は地元の政治家や、他の企業の役職者です。

しかし会社内での身分の上下と、社会における地位の上下は比較できない問題点があります。そのような際には年齢順にしておきましょう。

特に会社の社長や政治家などVIPが来席する場合は、上座の席の椅子に席札を貼って、前もって席を決めておきましょう。

それ以外の一般弔問客の場合は、席順はありません。
ですから来た順に前の方から詰めてもらえばOKです。

乳児がいる親族は出入口近くに

乳児は長い法事の間、静かにしているのが難しい存在です。
仮に途中で泣き始めてしまうと、厳粛な法事の雰囲気を壊しますし、同時に乳児の親も非常に困るでしょう。
そのような場合は乳児を連れて会場外にすぐ出られるように、乳児連れの弔問客は出入り口付近に座ってもらった方が良いでしょう。

法事別席順のルール

以上が法事における席順の基本的なルールでしたが、その法事の性格によってもさらに多少の差があります。

通夜の場合の席順

まず通夜の場合の席順のルールは、喪主や遺族など、故人と血縁の深い人を祭壇に向かって右側の前方の通路側の上座から座ってもらうのが基本です。
また世話役代表や葬儀委員長は祭壇に向かって左側の最前列の通路側に座ってもらいます。
続いて会社の役職者や、故人の上司、喪主の上司などに座ってもらいます。
それ以外の一般弔問客は、先着順に前の方から座ってもらいましょう。

告別式の席順

告別式での席順も通夜の時と同様です。

年忌法要の席順

命日から数えて7日ごとに行う法事は四十九日法要以降、年忌法要と呼ばれます。
主な年忌法要は遺族や近親者のみで行うのが普通です。
その場合の席順も祭壇に近い方が上座なので、喪主、遺族、故人と血縁の近い親族の順で座ってもらいましょう。

知人などが参列する場合の法事の席順

遺族、血縁の近い親族以外に、喪主や故人の知人友人が法事に参列してくれる場合は、上座には喪主と遺族が座り、次いで血縁の近い親族、それ以降は到着順で座ってもらいましょう。

もしも自分が遺族以外の参列者の場合、まずは控えめに末席に座り、促されたら上座の方に移動するようにするのが無難です。

会食の時の席順

以上は法事における法要の席順でしたが、四十九日法要、一周忌などの重要な年忌法要の時には、終了後、参列者を招いて会食を催すことが多いです。
その際にもどの席に座ってもらうかについて注意が必要です。

会食の席順の基本:長テーブルの場合は

まず会場の種類によっての上座と下座についてです。

畳の部屋が会場の場合は床の間に近い席が上座で、出入り口に近い席が下座です。
したがって部屋の右奥に床の間がある場合は、入って右奥が最上座、そこからだんだん離れるにつれて席順が軽くなり、出入り口の前が最下座です。

レストランなどテーブル席の場合は床の間がありませんから、出入り口に遠い席ほど上座です。もしも会場にステージなどがあればそれが前方になるので、ステージに近いほど上座です。
長テーブルの場合は、そのテーブルの中で会場の前方に近いほど上座で、出入り口に近づくにつれ下座になります。

ではそのような席順の中で、誰が上座につくべきかというと、一般的には喪主、施主は上座です。
喪主、施主以外の親族は下座に座ります。
この点、法要時とルールが完全に変わりますから注意しましょう。

さらに知人、友人、会社関係者はsぽの社会的身分の高低によって上座から座ってもらいます。そのような社会的地位が関係ない会食の場合は年長者順に座ってもらいましょう。

また法要の時と同様に、乳児がいる人には出入り口に近い場所に座ってもらう方が親切です。

会食時の席順のルールは以上ですが、地域や家ごとの風習がある場合も多く、そういう場合ほど席順を間違えるとトラブルが発生しますから、事前に年長者に確認しておいた方が良いでしょう。

住職の席順は?

会食に僧侶が出席する場合もあります。その場合席順はどうしたらよいのでしょうか。

まず大前提としては、会食がある場合、僧侶に出席を依頼し、そのうえで出欠を確認しましょう。
「出ますかどうしますか」という聞き方は失礼になるので注意が必要です。

僧侶が会食に参列する場合は、喪主、施主より上位の最上座に座ってもらい、その隣に喪主、施主が座ります。

また僧侶が会食に出席しない場合は、その分として5000円程度をお布施とは別に「御食事代」として包むのが一般的です。

法事の席順豆知識

法事の席順を決める際には以下の点にも注意をすることが大切です。

施主は事前に席順を考えよう

喪主、施主は法事の際に決めなければならないことも多く、一方で悲しみから混乱している場合もあるでしょう。しかし席順に関するミスは先ほど書いたように、後で社会的に大きなトラブルを招いてしまう可能性があるので、気をしっかり持って、席順にも注意を払うことが大切です。

ですから葬儀、法事の前に喪主、施主は法要時と会食時の席順をあらかじめ決めておきましょう。
もしも迷った場合は、年長者や葬儀会社の担当者に相談した方が無難です。そのためには、法要会場、会食会場のレイアウトを事前に確認し、必要であれば席札の用意も会場の管理者に依頼するか自分で用意するようにしましょう。

人数が多い場合は席札を用意

重複しますが、葬儀や法事の当日に社会的身分の高い人が参列する場合は席札を用意して座席にあらかじめ貼っておくことが大切です。
あるいは、参列者が多い場合も、社会的身分の高い人の分は席札を作って座席に貼っておいた方が、席を探してウロウロされなくて失礼になりません。

会食の場合も同様なので、事前に席札を作って貼っておきましょう。

誰が席札を用意するかというと、まず会場の主催者、管理者にそのようなサービスをしてくれるかどうかを確認します。
最近は法要を行う斎場でも企業が経営しているセレモニーホールなどであれば、席札作成サービスがある場合が多いです。
またホテルや大きめの料理店で会食を行う場合も、席札作成サービスがあるでしょう。

そのようなサービスがない場合は、自分で作るしかありません。
ただし席札は招待状と同じ意味合いのものなので、適当な紙に雑に書くのは失礼になるので注意しましょう。
基本は白い紙で、そこに丁寧な楷書で書きます。
筆記用具はサインペンで大丈夫です。

また書き方は、大前提として「苗字+様」です。
決して呼び捨てにしないようにしましょう。さらにそこに所属企業名などが書けると一層丁寧になりますが、これは無理をして間違えてもかえって失礼になるので、必須ではありません。

まとめ

法事における席順を考えるのは結構面倒なことかもしれません。
喪主としては家族を亡くした悲しみで胸がいっぱいで席順どころではない場合もあるでしょう。

しかし法事は故人のために行うものでもありますが、同時に参列者のためにも行う、社会的な公式行事です。したがって、参列者の身分の上下を尊重することは非常に重要なので、以上の解説を参考に、ミスのない席順設定を行いましょう。

     

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