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お葬式の遺影写真の条件と選び方は?生前での用意も解説

投稿日:2018年11月5日 更新日:

遺影の画像1
お葬式の一つの役割として、遺族や参列者が生前の故人を偲び、お見送りするということがあります。
故人を偲ぶにあたって一番目に付くのはやはり遺影ではないでしょうか。

故人の在りし日を思い出すにあたって重要な遺影ですが、遺影選びは、葬儀を行う上で問題となることのトップ3に入る程難しいと言われています。
今回は、遺影はどんな写真にすれば後悔しないのか、そしてどのように写真を準備すれば良いのかをご紹介しましょう。

目次

■遺影とは

■遺影の選び方
・白黒かフルカラーか
・スナップ写真を使ってもいい?
・表情と姿勢
・写真の解像度について
・写真が撮影された時期

■背景や服装の加工はできる?
・背景に他の人が写っていたらどうする?
・服装は着物やスーツでなくてもいい?

■遺影写真の大きさ

■自分で用意する生前遺影
・良い遺影写真を準備するには
・家族や知人に取ってもらう
・遺影撮影サービスを利用する

■まとめ

遺影とは

遺影とは、葬儀の祭壇や自宅に飾る故人の写真のことです。

一昔前まで、遺影写真は紋付きの写真に首だけ故人にすげ替えて作成したりしていましたが、最近では故人の人柄が出るような写真が好まれる傾向にあります。
お葬式や自宅で故人を偲ぶ時にまず見るのは遺影なので、生前の様子を思い出せるような写真を選びたいものです。

また、遺影写真が目に触れる機会はお葬式だけではありません。
四十九日と一周忌は親戚を呼ぶとすると遺影写真は多くの人の目に触れることになりますし、法要でなくてもお仏壇にお参りすれば近くに遺影を飾るでしょうから普段から目につくことになります。
ましてや代々の遺影を長押に飾っているような場合は、後代の子孫に至るまで遺影写真を見ることになるでしょう。

お葬式は急な上に準備が大変あわただしくなるため、遺影用の写真もあせって探すことになるのも当然なのですが、後々まで選んだ写真を見ながらお参りするということも念頭に置いて、最善を尽くしましょう。

葬儀が終わった後に遺影を飾らない場合もあります。
その場合は、お坊さんにお焚き上げをしてもらい処分してもらいましょう。

遺影写真の選び方

遺影用に写真を選ぶときは、すでにご紹介したように故人の人柄が分かるような写真が好まれます。
しかし、突然の訃報で忙しい中、満足のいく写真を選んであげられない場合もあります。
そうなると後々悔いが残ります。

ここでは、悔いが残らないような遺影写真の選び方を紹介していきます。

白黒かフルカラーか

ひと昔前まで遺影と言えば白黒で無表情の写真が広く使われていましたが、現在はむしろフルカラーで作成されることの方が一般的です。

スナップ写真を使ってもいい?

最近は、自然な姿で遺影を残したいということで、スナップ写真を加工無しでそのまま遺影にするという人も増えています。
故人らしさが表れているとして趣味の写真(魚釣りや登山など)、思い出の旅行先での写真などが選ばれることもあります。

表情と姿勢

一昔前までは、遺影は正面を向いて真顔が定番でしたが、最近では顔や身体が斜めになっていたり、ピースなど何らかのポーズをとっていてもその人らしさが出ていれば採用することもあります。

例えば、明るくかわいらしい人なら笑顔の写真を、硬派で実直な人ならしゃんとした表情の写真を選ぶと「ああ、こんな感じの人だったな」と故人のことを思い出しやすくなります。

ちなみに、故人の印象が家庭の中と外で違う場合には写真選びに迷うかもしれません。
そんな時には外の印象を気にかけても良いですが、この先ずっと故人を偲び、祭祀していくのは遺族です。
最終的には遺族が納得のいく写真を選ぶことが肝要です。

また、表情や姿勢が自由と言っても、目線はカメラ目線になっているものが望ましいです。
記念日にプロに撮影してもらった写真や旅行先の写真などは遺影に使いやすいと言えます。
大切な日や楽しい気持ちでいるときの写真は表情も明るくなるものです。

最近ではモニター型の遺影もあります。
複数枚写真を選んでスライドショーのように表示していくことができるので、写真を一つに決められない場合はモニター型の遺影を使っても良いでしょう。

写真の解像度について

写真はできるだけ大きく写っているものを選びます。

最近の写真は解像度が高いので、ネガがなくても写真を遺影サイズに引き伸ばして使える場合があります。
しかし、あまり小さく写っている写真は引き伸ばすと粗くなってしまいます。
今後使い続ける遺影がぼんやりしていたりガサガサになっていることはとても残念なことですから、できるだけ写真は故人が大きく写っていて、ピントがちゃんとあっているものを使いましょう。

写真が撮影された時期

写真が撮影された時期については、亡くなる前の1~5年くらいの間で選ばれることが多いようです。
故人が元気で活き活きとした表情で写っている写真の内で、直近のものを選べばいいでしょう。

たとえば、90歳などの大往生を遂げたにもかかわらず、50代の頃の写真を遺影にするのは違和感があります。
かといって、闘病中の末に亡くなった方の遺影写真を直近のもので用意しようとすると、病気の時の写真を使うことになるかもしれません。

故人の人柄が反映されているようなもので、参列する人も馴染みがある表情やお顔の写真を用意すれば良いでしょう。

背景や服装の加工はできる?

従来の遺影写真のイメージは、白黒で真顔、紋付きの上に故人の顔がすげ替えられているというものでした。
歴史のある家では仏間にご先祖の写真が沢山並んでいると思います。
どれもみな同じような雰囲気の写真だと思います。

しかし、現在の葬儀事情からすれば、故人らしさを大切にしようとする風潮もありその形は徐々に変わってきています。

背景に他の人が写っていたらどうする?

故人がとても良い表情で写っている写真があっても、背景に他の人が写っているものは遺影にできないのでしょうか。

そんな写真を使いたいときは、写真を加工するという手があります。
現代の写真加工の技術から言えば、写真の一部を抜き出すことは造作もないことです。
周りの風景や人に囲まれている故人だけを抜き出して、背景を差し替えれば遺影写真として使えます。
あまりに故人が他の人などで隠れてしまっている場合は難しいこともありますが、多少故人の肩に他の人の手が乗っている程度なら違和感なる補正できるでしょう。

希望する背景などがあれば写真店や葬儀社に相談してみましょう。
高度な技術を要するような加工の場合は、手数料や技術料が必要ですので心得ておきましょう。

服装は着物やスーツでなくてもいい?

最近は、服装が必ずしも着物やスーツといった必要はありません。
その人らしい服装であればどのような服装でもかまわないでしょう。

「こんな服を着ていたなぁ」とか「こんな色が好きだった」と写真が故人を思い起こすきっかけにもなります。
まずは、故人の人柄が伝わる写真を用意することが大切です。

ただ、パジャマ姿や夏場の薄着での写真はできれば修正した方がよいかもしれません。

遺影写真の大きさ

遺影写真はおおむね2通りのサイズで作ります。
ひとつは、葬儀の祭壇に飾ったり、出棺の際に遺族が抱えるための遺影で、こちらは、四切サイズ(254 × 305 mm)です。
もう一つは自宅用に飾ったりするもので、普通の写真と同じL判サイズで作成します。

ただし、一般的には四切とL判で作ることが多いというだけで、大きさに特に決まりはありません。
もっと大きなサイズで作っても、逆に小さいサイズのものを作っても問題ありません。

ただし、規格外のサイズにする場合は料金が割増しになることがあるので、留意しましょう。

遺影を自分で用意する生前遺影

近年、自分の人生の終わりに向け前向きに準備をする「終活」の一環として、自分で遺影写真を用意する人も増えています。

遺族がいざ写真を探し始めたら良い写真が一枚も見つからず、仕方なく運転免許の写真を引き伸ばして使うなどということもよくあるケースです。
いい写真があれば、遺族も遺影の写真さがしの負担も減ります。

生前のうちに、自分で用意してしまうのも良いでしょう。

良い遺影写真を準備するには

遺影写真を撮るという意識でなくとも、日頃から写真を撮っておくと良いでしょう。
家族や友人など仲のいい人と撮った写真や、、旅行先で撮影した写真などは自然でとても素敵な表情で写っているものが多いです。

写真を撮られることを気恥ずかしく感じる方も多いかもしれませんが、少しでも撮られておけば後々遺族が写真で困ることもありません。
必ずしも遺影に使われなくても、写真があれば遺族が故人を懐かしむためのアイテムになります。
親しい人といるとき、好きなことをしているときなど、活き活きした表情を少しでも写真に納めておきましょう。

また、亡くなった後に「故人と一緒に撮った写真がなかった」と後悔する人も多いようです。
特に男親の場合、気恥ずかしさも手伝って、親子で撮った写真は少ない傾向があります。
元気なうちに家族や友人と一緒に写真を取っておけば、遺された人にはいい思い出になるでしょう。

家族や知人に取ってもらう

最近はデジカメやスマホが普及して日常的に写真を撮る機会が増えました。
ですが、デジカメタルカメラを持っていても、写真を撮る事ばかりで自分の写真がないという人も沢山います。
たまには自分の写真や家族の写真も撮っておきましょう。

また、写真を撮る場所にも注意しましょう。
景色がきれいなところを背景にしたり、花に囲まれているようなところで写真を撮っておけば素敵な遺影写真にできます。
ただし、後ろに人が写り込まないようにタイミングを計ることを忘れないでください。
せっかくの風景を修正することになってはもったいありません。

観光地や楽しい場所で写真を撮るのもいいでしょう。
自然な笑顔は本人そのものです。
本人らしさが自然に出る場所で撮影した写真であれば、素敵な遺影になるでしょう。

遺影撮影サービスを利用する

「終活」する人が増えるのに合わせて、生前から遺影用の写真を撮影してくれる「遺影撮影サービス」の業者も増えています。

サービスの内容は業者によってまちまちですが、メイク・ヘアメイクをプロに依頼できたり、衣装をレンタルできるなどのオプションを付けているところもあります。
写真を撮影するのはもちろんプロなので、適切なアドバイスをもらいながらいい写真を撮ってもらえるでしょう。
本人立会いのもとで画像加工をしてくれるところもあるので、きっと納得のいく写真が準備できるはずです。

もちろんメイクや貸衣装、画像加工のオプションを付けているのは遺影専門店に限ったことではありません。
一般的な写真スタジオなどでも同様のサービスを行っているところはたくさんありますので、お近くで探しても良いでしょう。
料金は、サイズやオプションによっても変動しますが、目安としては15,000円から20,000円程度です。

また、たまに葬儀社がイベントで遺影撮影会を開催することもあります。
無料でプロに遺影写真を撮ってもらえるチャンスなので、そういった情報にアンテナを張っていてもいいかもしれません。
なお、もし終活ですでに葬儀社に相談しているなら、遺影についても合わせて相談してみましょう。

まとめ

遺影写真は葬儀だけでなく、後々まで永く使われるものです。
ですが、人が亡くなってから葬儀までの間は短く、遺影写真を選ぶにも十分な時間が取れません。

遺影写真を選ぶ際は、「故人らしい」ということを基本に、ポイントを押さえて選定しましょう。
また、納得のいく写真を遺影に使ってもらうためにも、元気なうちに用意しても良いでしょう。

 

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