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葬儀

葬式を欠席する時の正しいマナーは?失礼にならない伝え方!

投稿日:2019年12月27日 更新日:

親族やお世話になった人が亡くなってしまい、葬儀の案内を受け取ったはいいものの、どうしても出席できない・・と悩んでいる方はいませんか。

社会人になると、仕事によって都合がつかないという理由から、葬式に出席できなくなってしまう人も多いですよね。

しかし、どんな事情があるにせよ、葬式を欠席する場合、相手に連絡しなければなりません。

この記事では、やむを得ない事情により葬式を欠席しなければならない時の正しいマナーについて解説します。

葬式を欠席する予定のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

葬式を欠席する場合の伝え方

親しい人・お世話になった人の葬式を欠席する場合、失礼にならないよう、最低限のマナーを守って伝えるべきです。

まずは、葬式を欠席する場合の伝え方のポイントを抑えておきましょう。

すぐに連絡する

お葬式に参列できない場合は、なるべく早い段階で伝えるようにしましょう。

葬式を執り行う遺族側は、式に出席する人数を予め把握してから、会場の席数や会食の予約をするため、なるべく早めに知っておく必要があります。

出欠のはっきりしない人がいると、遺族側にとっては、大変迷惑なので、相手のためにも、必ず早めに連絡することを意識しましょう。

なるべく直接電話する

欠席の連絡は、親戚の人や親しい人の場合は、出来るだけ直接電話で欠席の旨を伝えるようにしましょう。

葬式は、故人が逝去されてから2~3日後であることが多く、いきなり執り行われることが多いです。

そのため、連絡が来たら、直接すぐに電話で欠席する旨を伝えられると、相手にも事情を言葉で伝えられるため、相手への気遣いにも繋がります。

葬式を欠席する際の連絡手段

葬式の欠席を連絡する際の手段としては、主に

  • メール
  • 電話
  • 電報(弔電)
  • 手紙

の4つが挙げられます。

それぞれ、どのように連絡したら良いのか、手段と方法について具体的に解説していきます。

メール

メールやLINEは、主に親しい人に送る際には、使っても問題ありません。

電話や手紙よりも、カジュアルな伝え方であるため、中には「失礼に値するのではないか」と考える人も多いですよね。

しかし、普段から比較的に頻繁に連絡を取っていたり、付き合いが長かったりする場合は、メールやLINEで欠席を伝えるのも1つの方法です。

ただ、あくまでも内容はお悔やみ文を送るため、絵文字や長文を送ったりするのは、控えましょう。

電話

電話で欠席する旨を伝える場合、自分の言葉で遺族側と会話することが出来るため、メールやLINEより気持ちを伝えられます。

電話で欠席を伝える際にも、故人を悼む気持ちや、どうしても欠席できない理由について、気持ちを込めて伝えることが非常に重要です。

弔電(電報)

弔電とは、葬儀に際して亡くなった方の死を悔やんで、お悔やみの言葉を伝える電報のことを指しています。

弔電は、NTT・インターネット・郵便局から申し込むことができて、料金は3,000~5,000円程度で送ることが出来ます。

また、弔電を送る場合、文章は最初から作られている定型文を使うことが多く、自分でオリジナルのものを作成するのは稀です。

式中で拝読される可能性もあるため、なるべくフォーマルな形の内容にすることをおすすめします。

手紙

手紙は、1番形式的に相手に欠席する旨を伝えることが出来る方法です。

手紙で欠席を伝える場合、使用する紙はなるべく派手ではないシンプルな便箋を使うよう意識します。

また、筆記具は筆ペン、もしくは黒いボールペンで書くようにして、1枚で収まるように簡潔に書きます。

葬儀まで日が空かずに、すぐに連絡したい場合は、弔電や電話で伝えるのが効果的ですが、より正しいマナーを意識するなら手紙がおすすめです。

また、先に弔電や電話で欠席の連絡をした上で、後からお悔やみの手紙を香典に同封して送ることもあります。

お悔やみ文を書く時の失礼にならないためのポイント

終活ノートのイメージ1

電話やメールで伝えられる場合は、お悔やみ文を書くこともありません。

しかし、それほど親しくない関係の方が亡くなられた時、お悔やみ文を書かなければならないケースもあるはず。

ここでは、お悔やみ文を書く時に失礼に当たらないためのポイントについて、紹介していきます。

「拝啓」などの頭文は不要

お悔やみ文を書く際、「拝啓」などの頭文を書く必要はありません。

まず文頭では、直接お悔やみの言葉から文章を始めます。

「突然のことで驚いておりますが、ご家族の皆様のご傷心、ご落胆はいかばかりかとそれのみが案じられます。」

「ご無沙汰いたしておりましたため、お父様のご病気のことも少しも存じ上げず、お見舞いもお悔やみも申し上げずにおりましたこと、どうかお許しください。」

このように、訃報を知らなかったことと共に、故人を悼む気持ちを表すことが大切です。

参列できないことへのお詫びの言葉を入れる

葬儀に参列出来ないことへのお詫びも必ず入れるようにしましょう。

「誠に申し訳ございませんが遠方のため、ご葬儀に参列がかないません。どうかお許しください。」

「葬儀のお手伝いもしたいところですが、やむを得ない事情があり、参列できません。」

具体的に参列出来ない理由について言及する必要はなく、「やむを得ない事情」などと記すのがベストです。

また、遠方であることも理由としては、失礼に当たらないため、ぜひともお詫びの言葉を入れてみると良いかもしれません。

遺族を気遣う言葉を入れる

遺族のことを気遣う言葉も忘れずに入れておきましょう。

故人を失った悲しさを察して、これからのご家族の歩みを応援するような内容にすることができると、とても良く伝わります。

「ご家族のご心中はいかばかりかと存じます。」

「ご家族にはさぞやご無念のことと拝察し、心よりお悔やみ申し上げます。」

励ましの言葉というよりは、相手の悲しみに対して「共感」し、優しい言葉をかけるように努めましょう。

葬式の欠席を伝える際の注意点

葬式の欠席を伝える上で失礼がないように、伝え方や書き方の他にも、注意すべき点がいくつかあります。

ここでは、遺族に対して失礼に当たらないように、最低限は注意しておきたいマナーについて紹介していきます。

使用すべきではない言葉に注意

故人を悼む場では、「重ね重ね」「またまた」「たびたび」など重ね言葉を使ってはいけません。

重ね言葉の使用は、不幸がこれからも続くことを相手に連想させてしまうため、なるべく避けるべきです。

また、「生きていた」「死ぬ前に」などの言葉は、相手に死を直接連想させてしまうため、「ご生前」などに言い換える必要があります。

葬儀に関する全ての場では、こういった言葉の使用を控える傾向があるため、欠席の連絡の際も使わないようにしましょう。

初七日までに欠席の旨を伝える

お悔やみの連絡を遺族に伝える場合には、初七日までに届くように送ります。

仏教では、故人が極楽浄土に行けるように、亡くなってから7日ごとに供養を行いますが、初七日は、その最初の7日目の法要のことです。

葬儀を欠席する場合は、なるべく早く相手に伝えておいた方が良いので、訃報があったら、すぐに送るべきです。

訃報が送られてくるのが、葬儀の後の場合もあるため、その時にはお詫びの手紙を四十九日までに送るのがマナーです。

結婚式を理由に欠席しない

一般的なマナーとして覚えておきたいのが、「弔事は慶事に優先する」という事です。

慶事とは、祝い事やめでたい事で、弔事とは、身近な人の死去などのお悔やみ全般の事を指しています。

結婚式は、もし欠席したとしても、その後で会う事はいくらでも出来ますが、葬儀の場合は、それが最後になるからです。

ただ、このマナーの優先順位も故人との関係性によって異なります。

例えば、娘の結婚式と、遠い親戚の葬式が重なった時は、間違いなく娘の結婚式に行きますよね。

その場合には、「結婚式であるため」という理由を正直に述べるのではなく、「やむを得ず」などのお詫びをする事が重要です。

葬式を欠席する際にやっておくべき3つのこと

もし葬儀を参加出来ない場合でも、弔意を示す事は十分に可能です。

ここでは、葬式を欠席する際にやっておくべき事を3つほど紹介していきます。

供物・供え花を送る

葬儀の開始までに、供え物や供え花を送って弔意を示す事も出来ます。

供え物は、宗教によって送る品物が異なるため、届けるまでの時間などを考えると葬儀社に手配してもらうと確実です。

また、供え花については、葬儀会場によって生花店や同業者からの供花持ち込みを不可としているところもあるため、事前に確認が必要です。

香典を送る

故人と親しかった場合は、お悔やみの連絡と共に、香典を送ると非常に丁寧です。

香典を送る場合、両親であれば10万円、親族であれば1〜3万円、親しい友人や会社の先輩であれば3,000~10,000円を包みます。

また香典の渡し方についても、以下の3つの方法があります。

1.他の参列者に預けて渡してもらう
2.お悔やみの手紙と一緒に現金書留で送る
3.後日弔問する際に渡す

手渡す方法が1番丁寧ですが、後日弔問するまで、かなり間が空いてしまう場合には、1、2の方法で渡すのが無難です。

現金書留の場合は、日時を指定することによって速やかに送る事が可能なので、早く送りたい場合は、現金書留で送ると良いでしょう。

後日弔問に伺う

後日弔問に伺う場合は、葬儀の直後などは避けましょう。

葬儀の直後は、遺族側が非常に疲れているため、葬儀から日程を空けずに弔問に伺うのは非常に失礼に値します。

葬儀から1週間以上経過し、落ち着いた頃に遺族の都合を確認してから訪問するようにしましょう。

まとめ

今回は、葬式を欠席する際の正しいマナーについて解説してきました。

もし葬式を欠席するのであれば、なるべく早めに連絡しておかないと、遺族側の人数把握に時間がかかってしまうため、失礼です。

都合がつかずに欠席する場合は、すぐに連絡して、香典や供え物などを送っておくと、遺族側としても嬉しいです。

当記事で紹介したように、欠席する時は、遺族側に失礼のない伝え方を意識してみてください。

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