近年、葬儀・告別式は故人の家族や親族、ごく親しい友人など、近親者のみで行われるケースも増えてきました。
そして、その後に改めて友人や知人、会社関係などを招いて行われるのが「お別れ会」です。
お別れ会は、必ずしも行わなければならないというものではないため、一度も参加したことがなく、呼ばれたらどうしたら良いのかと思う人も多いと思います。
特に気になるのはやはりお金の部分でしょう。
葬儀と同じく、お別れ会に参列する際は、香典を包むのがマナーですが、開催側の意図や規模などによっても異なります。
ここでは3つのパターンに分けて説明します。
何も記載されていない場合
お別れ会が「会費制」、あるいは「香典辞退」で行われる場合以外では、何も記載がなくても、一般的な葬儀と同じく「お香典」を持参します。
お別れ会の主催者の意図や規模を考慮して金額を決めることとなりますが、一般的な相場としては、1~2万円のようです。
香典は、通常はお葬式の時と同様に、白黒の水引を結んだ香典袋、または無地の白封筒に「御香典」「御花料」などと記して渡します。ただし、お別れ会は無宗教で行われることが多いので、それほど形式にこだわる必要はありません。
「会費制」の場合
お別れ会の案内状に「会費制」と書かれている場合は、金額も書かれていますので、その金額をお渡しすれば良いです。
「お別れ会ではいくら包んでよいか分らない」という声が多いことから、分りやすく会費制にしている主催者側の配慮でもあるため、それ以上包む必要はありません。
金額は、1万円前後が多いようです。
「香典辞退」の場合
香典を持っていかなくても良いお別れ会もあり、その場合は、案内状等に香典辞退の旨が記されています。
香典を辞退された方に弔意を表したい場合は、葬儀と同じく、弔電、供花などを贈ることもできます。
これらも主催者側が辞退される場合は、その旨が案内状等に記載されています。